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I COME WITH THE RAIN・・・鑑賞終了!

◎「アドレナリンがみなぎるような・・・!」
◎「GI JOE」
◎「ノム予告!」
◎「ドンポ二回目&前売りゲット!」
以上の記事、大変遅くなりましたがレスおわりましたm(__)m
本当にレスが遅くてもうしわけありません。
この記事のレス・・・明日以降しますね!待っててね!


こんばんは。

合計4回の「I COME WITH THE RAIN」を見終わって、
最後締めくくりの感想を自分のために書いておこうと思います。
もう、びょんファンのほとんどの方が見てると思いますのでネタバレありますがこのまま書きますね。
長いですので、お時間のある方、お願いしますね。

最初見た感想は・・・ビョンホンが出てなきゃもう見ないな~って思った映画だったけれど
2回目3回目・・・そしてラスト4回目を見て、どんどん面白く、クセになる映画でした。
難解・・・ではなく、実はすごくわかりやすい部分もあり、ビョンホンの演技は何度見てもセクシーで
DVD化されたら萌え萌えポインツをリピートすることになりそうです。
では今回も独断と偏見と妄想とこじつけ、なんでもアリです。ご容赦ください。m( __ __ )m

まず一番印象に残ったのはドンポとリリの関係。
一回目を見た後「T」をゲットし、そこで書かれていた「二人は孤児院育ち。10代の頃しでかしたドンポの殺人をりりは目撃している」
本編ではまったくこれに触れたエピソードはない、と思っていたけれど、「T」のエピソードを踏まえて見ているとなるほど~って思うところがありました。
というのは・・・この二人、SEXを想起させるシーンが多い割りに、激しいSEX・・・はどこにも感じられない、特にドンポにはどこか真逆な「触れてはいけないものに触れているような」ものを感じたのです。

それはりりをクスリ漬けにしたてあげた張本人のドンポの後ろめたい気持ち?と最初は思ったのですが
幼い頃から孤児院で一緒に生活し=姉弟の(兄妹?)のように育ったんですよね?
それは非常に近すぎる関係。
二人のSEXはまるでタブー(禁忌)を超えたSEXのように思えたのです。(実際にはSEXシーンはなかったけれど)
血のつながりはまったくないと思いますが、恵まれない悲惨な状況の中で肩を寄せ合って生きてきて、幼い二入はやがて少年と少女になり、大人になる。
そしてある時、男と女の関係になる。
本編の中ではまったく現実味のない雰囲気をまとうリリですが、二人が一線を越えた時のリリはいったいどんな女(少女)だったのか・・・これは妄想力を駆使していろんなことを考えました。
その妄想を書き始めるとまた長くなるので割愛しますが、
とにかく、どんな状況でそうなったのかわかりませんが、少なくともドンポの瞳にはタブーを犯してるような匂いを感じました。

りりがドンポの最初の殺人を目撃してること・・・そんな過去まで知ってるリリをドンポは「本当の愛」とはまたちょっと別な形で彼女を束縛したかったんじゃないか?
本当の愛・・・がどういうものかは人それぞれかも知れないけれど、ドンポは非常にエゴイスティックに彼女を愛してるように見えました。肉親のようにして育った二人が男と女になる・・・世間にはよくある話です。でもドンポとリリの場合はそういった未来を感じさせるような関係ではなく、他人同士が男女の仲になるよりも、ドンポの中には超えてはいけない一線、けがしてはいけない対象、そんなふうな感情をリリに抱いていたのかも。

すべての過去の共有。
肉親のようにけして切れない関係。
しかも男と女の関係でいること

これはドンポにとってはある意味究極の愛。偏愛ともいえますが。
そう思い始めると、ドンポのあの切なげな瞳が妙に納得行くのです。
そして淫靡ささえも感じさせてしまいます。(妄想病発症中)

孤児だったドンポは、少年のころにマフィアの手下として下働きをしはじめたんだろうと思いますが、
あの残虐さ、根っからのヤクザ気質。そんな彼が徐々に頭角をあらわし、ついにはマフィアのボスになったのでしょうが彼にとって、すべての目標はリリが自分だけを必要とする状況。

そこで私は妄想しました。
孤児院を出た頃、リリは何かの理由でドンポの前から姿を消す。
ドンポは必死でリリを探す。
そしてやっと見つけたとき、彼女はクスリ漬けになっていて、廃人寸前。
クスリをもらうためにいろんな男に抱かれたに違いありません。

ジャンキーになってしまったリリの状況はドンポにとって好都合です。
本編の中では、どうも現実感のないリリ。
寝てるか、クスリでハイになってるか、ドンポとシテるか、そんなことくらいしか彼女の行動を想像することはできません。
クスリを激しく使えば、廃人になり、死に至るかもしれない。そこんところはドンポは加減しつつ、リリに慎重に与えていたんじゃないかと思いました。
つまり、リリはドンポしか見えてませんし、禁忌の感覚であろうが、いや、だからこそドンポにとってはりりはなくてはならない存在。
はっきり言ってクスリを手配できるドンポはりりの生命線みたいなものですよね。
そういう意味では二人の関係は利害関係さえ一致してる。
それが愛なのか?といわれたら疑問ですが、確かにドンポには彼女がどういう形であれ自分のところから離れられない状況にしておきたかった。と思う。

生活感もなく、窓もない、そんな家で過ごすリリはまるでドンポの設えた鳥かごにとらわれている小鳥のようです。
自分から離れられないように、自分しか頼るものがいない状況を作り上げている。
「クスリから抜け出したかったら力になる・・・」リリを抱きながらそう言ったドンポの本当の心は
違うところにあったんだと思います。自らドンポを求めるようにしたてあげてるのですから。(勝手に解釈してます)
ドンポはリリしか抱かなかったかと問われればそうではなく、リリはドンポにとっては特別な(神聖な)対象。
大切な何かに触れるようなドンポがリリと荒々しくSEXしたのか?
いや~これも、私は勝手に妄想したのですが
リリとのSEXはタブーをいつも感じさせるもの。リリの裸の胸にしがみつく彼は幸せを感じるでしょう。
ただ、ドンポの本質は違うところにあり、彼が本当に性的な興奮を得るのは、リリ以外の女とのSEXをしてるときか、部下を激しく殴打したりする、暴力的な瞬間だったと想像しました。(だからあんなにハンマー持つ時の彼は昂ぶっているのですよ!)

ミフーによって連れ出されたリリのことを思うドンポのシーン。
ひどく冷静に注射針を見つめるドンポとリリのサンダルに頬ずりするドンポ。
狡猾さと切なさと。

どうしてリリをドンポは籠の鳥状態にしておく必要があったのか?
それはリリが戻ってきてからの彼女の行動にカギがあります。
クスリ漬けの体から解放され、彼女は一旦はドンポのところに戻り、やはりシタオが気になってあの小屋に行きましたよね。
エゴの塊のようなゾンビ集団の群れを見て彼女は叫び、シタオを守ろうとする。
瀕死のシタオを救い出し、自分が救われたようにシタオを介護し、優しい言葉をかけ、彼を献身的に世話をする。すべて主体的な行動です。
おそらく、クスリ漬けになる前のリリは、孤児院時代のリリはこんなふうな女性だったんじゃないかと思います。だからこそドンポはリリを愛するようになったのだと思うのですが。

癒しを与える存在。
私は最初、リリをマグダラのマリア?と説明しているレビューを読んで、違うのでは?と思っていたのですが
シタオを癒し、おそらくシタオが望めばリリはシタオともSEXしたと思う。(シタオがそれを望むことはなかったと思いますが)
ドンポが望めばドンポに体を開き癒しを与えてきた。
それを考えれば娼婦・・・マグダラのマリアなのかもしれません。
でも、ドンポにとってはリリに主体的に行動されるのはとてもやっかいなことです。
彼女が主体的に考え、行動することはドンポ以外にも関心を持つ可能性があることですから。

そういえば、シタオさえもリリに癒されて、赤い毛布?かなんかにくるまって遠慮がちに笑うシーン。シタオいい顔してましたよね。そしてその後泣き出してしまう顔も。シタオのシーンでは一番好きなシーンです。
シタオはリリによって、苦痛を自分の体で引き受ける役目から解放され、一瞬、ただの子供になりましたよね。
その後の「痛いんだ」「怖い」などの言葉がシタオの口から出るようになったのは、リリの献身がそう言わせたんですよね。
シタオは人々の苦痛を救い、リリはシタオを救った。
ではドンポは?

リリを取り戻しに来るドンポ。
シタオの体に銃弾を浴びせ殺そうとしたのにシタオは死なないどころか
ドンポの心の中の恐れを指摘し、「怖がらないで」と言う。
ここで彼が思わず涙を流すシーン。

「お前を恐れてなどいない」
「俺は地獄を見てきた」
「許しなどいらん」

目に涙を浮かべ、けして毅然とした態度ではなかったこのシーン。
ドンポは銃殺してもけして死なないシタオにまず恐怖を感じたに違いありません。
畏れてなどいない・・・と言いながら、目の前の現象は理解できない。
シタオのやわらかい言葉。
それはきっと孤児院で一緒に育った頃のリリにも通じるものがあったのかもしれません。
自分を許す・・・
許すことなど求めていないドンポに唐突に語るシタオ。
あの涙は、ビョンホン自身が言うように「経験したことのないものに遭遇したときの恐れ」だったのでしょう。
気を許せばドンポはシタオに同化する寸前だったのだと思います。
まるでサイコメトラーの様に、シタオの手を握ったとたんに
シタオの心の中に渦巻く苦悩、悶絶、葛藤に触れ、はじめて他人の心の中の苦痛を感じてしまった瞬間。
懺悔、後悔、感謝・・・そういうものではなかったと思います。
ドンポの中には人の心の中にうずまく苦悩をリアルに感じてしまったことへの戸惑い、衝撃はあったかもしれませんが、私の中のドンポは、マフィアのボスのまま、今までやってきたことも、これからどう生きようとしていることも後悔もしてないし、宗旨替えもしない・・・そんな男だったんじゃないかな?

そうすると私の想定しているドンポは今後も大きな苦脳を抱えてしまうことになります。
マフィアのボスとしての苦悩・・・・これはドンポは想定内。
大きな苦痛はリリとの関係。
クスリから解放され、本来のリリに戻った彼女をドンポは拘束し続けることができるのか?
リリがドンポにこそ、救いが必要だ・・・と思ったのであればきっとドンポの癒しになってくれたでしょう。

でも、最後にクラインがドンポの元に来たときにドンポはすっきりした顔してましたよね~
迷いや苦痛などおくびにも出さずに。
いや、ドンポは多分自信があるんでしょう。
リリを自分から離さない自信が(笑)

そんな風にドンポ中心に長々と語ってしまいましたが、
では他のキャラは???

クライン・・・ハスフォードの一件とのトラウマを抱えたままシタオ探しを続け
彼はシタオに同化することによって少しずつトラウマから逃れて行ったと思います。
乳房を揺らすダンサーの女性たちから目をそむけ、涙目になっていたクラインでしたが
後半では風俗風の女性のブラ?のホックをはずしてました。
よかったです。これでクラインもセックスができるようになりました。(違う?笑)
そうそう、クラインがラストでドンポのところに行ってシタオの場所を教えろと言いますよね?
「お前など怖くない。俺は地獄を見てきた」
このセリフにぴくっと反応するドンポ。
ドンポがクラインに場所を教えてあげたのは、自分と同じだと言うクラインに、シタオにした行為(磔)を見せ付けるため・・・だったのでは?
でも、クラインはシタオが神の遣いとしての自分と、フツウの人の子としての自分の狭間で朦朧としているところを磔から救ってあげた。
クラインはそうすることで自分も救われたのではないかと思いました。
だけど依頼主に同化して、捜査中の奥さんのこと、へんな目で見てしまうなんて、彼、探偵としてどうなんだろう・・・って素朴な疑問。
冗談はともかく、この映画、ジョシュのおかげで完全マイナー映画になるのを救われたと思うわ。


シタオ・・・人はこの世の中で何をするために生まれてきたのか?
これをあるときに悟ったシタオはまるで神の代わりのように人々の苦痛を受け入れますが、リリによってリアルな自分を思い出す。
それはほとんどが父親との関係だったと思いますが、クラインに磔から解放され、抱きかかえられて父親の元に帰っていくわけですが、あの汚染を怖がる父親がどうシタオと接するのか・・・
多分、また父の元を去って彼の使命をマットウするために旅に出るような気がします。
世界的規模の薬品会社の御曹司・・・あ~彼のすべきことはもっと別なはずだったのにね・・・


これは一度みたらまぁまぁ、二度、三度見たら癖になる映画でした。
ドンポ好きです!!

ビョンホンさん、お疲れ様でした~♪♪

次は・・・GI JOEね・・・

長々とごめんね。
Commented at 2009-06-29 02:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by こはな携帯 at 2009-06-29 02:40 x
早く寝たのだけど、蚊に刺されて痒くて起きてしまったら目が覚めてしまったわ…(苦笑)
いつもながらのじゅのちゃんの感想…
息を詰めながら一気に読みました。
私はあんまり色々考えない質なのだけど、この映画はめずらしく
考えてしまうものでしたね。

考えるのが楽しいみたいな…。

この先、映画に出てきた数人はどうなっていったんだろう?

まだまだ本気で考える私です。
Commented at 2009-06-29 20:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-06-29 20:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-06-30 00:58
コメントありがとう!

レス間に合わなかった~

もう寝ますね~~

明日見に行くかもしれない非公開様~~~

いろんな「WHY?」を解決してきてね~~~

おやすみ~~~♪(^_^)/~
Commented by cinema_61 at 2009-06-30 11:11 x
こんにちは。
私もこの映画、くせになって3回観ました。(普通なら複数回見ないと思うけど・・・)
やはりフランス映画独特の後で考えさせられる作りに満足!
ユン監督の前作品とは趣向が違うけど、キネマ旬報に載っていたように、この監督のメッセージは納得できました。
そして役者たちも監督の意向を汲んで熱演していましたよね。
ビョンホンは、本当は商業向きの映画よりアート系が好きなのだと思うけど、諸事情のためそうばかりも言ってられない~
この映画での存在感のある演技・・・他の国の名監督さんにも認められるように祈っています。

映画の評判も、映画好き&単館系好きのファンには好評(ビョンホンの演技も!)だけど、シネコン映画鑑賞派やドラマ好きのかたには不評だったようで・・・・これも納得!
ビョンホンシー!これからもいろんな映画に出て楽しませてね。
Commented by dreams717 at 2009-06-30 13:00 x
junoさん、 こんにちは~

私も今日4回目行ってきます!

一緒に行く友人がビョンホンファンだけど今日が初めてなので、感想が楽しみです^^

ドンポとリリの関係を知らずに見た1回目は、ドンポのおどおどした感じが?でしたが、二人の生い立ちを知ってからは納得できました。

壊れそうなガラスをそっと扱うようなドンポのリリへの愛がひしひしと伝わってきました。


余韻のある、人それぞれな解釈のある映画でした。

私もドンポがクラインにシタオの場所を教えたのは「地獄をみてきた」という台詞にあると思うので、そこらへんをじっくり見てこようと思います。
Commented at 2009-06-30 22:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-06-30 22:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-06-30 22:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:09
☆2009-06-29 02:21非公開様~

丁寧なメールもいただいておきながら本当にすみませんでした。
私、あの時点ではう~ん・・・って感じだったんですよね。
やっぱり癖になる映画ですよね?
ええ?!6回目???
すごい!
でも、わかるわ。見ればみるほどはまって行きますよね。
ドンポがいいのよね~
この映画、彼よく受けたわね。
非公開様もあのせつない彼の瞳にやられたのね??(笑)
リリが戻ってきたときのあのドンポ・・・何度見ても「キターーーー!」って感じですよね。
多分、暴力的なシーンもすごくたくさんのシーンがあったんだろうけど、監督的に切ないシーンの方を残したの、わかるわ。
紫シャツで銃のホルダーはずしてリリに行くシーンも最高ですよね?

私もここまではまるとは思いませんでした。
確かにこういうキャラは彼にははじめて。
チャンイとはまた違った現実的なキャラでしたね。
プレミア・・・どうなるんでしょう???
きっと当たらないと思いながら、ナマ彼!!!会いたい!!
私こそ、また会ってくださいね!!
Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:19
☆こはなっち~

蚊に刺された・・・蚊がいるんだね???
最近、草っぱらにも行かないから蚊にもさされないわ。
実はすごく蚊にすかれるタイプで苦手だわ~

読んでくれてありがとう。
なんせ妄想だけはいつものごとくたくましいもので。
ほんと、いろんなことを考えたね。
でも、どれが正解かはわからないよね。
なんせ、みんな自由に妄想していいんだから。

映画に出てきた数人・・・
クラインとシタオが一番変わったんじゃないかな~
基本的には生活は変わっていないかもしれないけど
精神的にクラインは自分の中の澱のようなものがとれて軽く
なったんじゃないかな。
シタオに絡んだ今回の仕事で彼、相当悶絶してたよね。
シタオに同化しようともがいてた。
シタオに絡みながら自分のトラウマが少し軽くなったような・・・
結婚したかもよ(笑)



Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:38
☆2009-06-29 20:22 の2分割非公開様~

いえいえ。妄想とこじつけはいつものことです
でもなんでも妄想できるけど、リアルにざ~~~っと幼い二人が浮かんできて、苦労したな~って思ったら彼に感情移入できました。

そうそう、この映画「なぜ?」ばかりでしたよね。

非公開様はそのなぜ?を払拭できたのでしょうか?
見た人それぞれが自由にこじつけて考えればいいはずです。

>何故ハスフォードの首まで・・?
→完全に彼に同化し、彼のやってきた芸術のとおりにやってしまった・・・と思いました。ハスフォードも自分の死を持って彼の芸術は完結すると考えていたようなところがありましたよね。

>何故バーガスは半年も父親に連絡しない・・?
→バーガスなりには調査したんでしょうが、「死体」もみつけられず、それ以上の報告がなかった・・・と思いました。
病気みたいだし、シメの報告すると調査費が送られてこないかもしれないし。ただクラインにはちゃんと引きつぎしてましたから
悪い人じゃないみたいですよね

続きます
Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:53
>何故シタオは泣き顔するの・・?
いや~これはリリに献身的に世話された結果でしょうね。
このときのシタオは「神」じゃなく「人の子」でしたから。
親にちゃんと触れられたことなんかきっと遠い記憶でしかなかったんでしょうね。それを思い出したんだと思いました。リリを見て。

>何故ドンポはシタオの手を取るの・・?
→ここは非公開様、一番のなぞみたいですね?(笑)
触ればきっと何か衝撃的なことが起こるかもしれないと思いながら
抗えない何か、オーラみたいのをシタオから感じたんでしょうか?
シタオの手を避けることは負けたみたいで。
さわっちゃいけないのについさわってしまう・・・みたいな感覚だったかも?

>何故磔なの・・?
→撃っても死なないダイハードな男、シタオ。
じゃ、動かないようにしてあげよう。お前がキリストのような言葉を言うならそうしてやろうじゃないか・・・みたいな。

続きます。
Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:53
非公開様ラスト~

>何故金粉なの・・?
さぁ???(笑)多分、金粉をかける・・・ってことはあがめている、
貴重なもの、という意味合いだったのでは?

>最後にこの後どうなったのだろ・・?
→ドンポはリリと表向きは元通りの生活。
クラインはシタオをみつけたことを父親に報告し、シタオをロスに連れて行ったかも?

私は↑のように考えましたが非公開様はいかがだったでしょうか?

>この映画はびょんの好きなメッセージ性の強い、と言う映画ではなく
奥底に潜んでいる感性を揺すられる・・考えさせられる映画だったと思いました。

↑この言葉に尽きると思います!

Commented by juno0712 at 2009-07-01 00:54
寝ますわ・・・

続きは明日ね~~~

おやすみ~~(^_^)/~
Commented by leejewel at 2009-07-01 01:47
じゅのさん こんばんは

レビューお疲れ様でした。
すご~くよくわかります。
ドンポへの愛にあふれたレビューですね。^^

リリとドンポの関係について、禁忌を犯すような…というのは、ああ、そうかもしれないと思いました。
私も、ドンポにとってリリは聖域だと思っていたので。

>おそらく、クスリ漬けになる前のリリは、孤児院時代のリリはこんなふうな女性だったんじゃないかと思います。だからこそドンポはリリを愛するようになったのだと思うのですが。

ここは、私もそう思います。
守るべきものに対し、身を投げ出しても守る女。

私も、リリはマグダラのマリアかもしれないと思いますが、自分のレビューには、極力、宗教的な見方を書きませんでした。
でも、救われたか救われなかったか…なんて書いてますけどね。
Commented by leejewel at 2009-07-01 01:49
続きです。

急にシタオが泣きだしたところですが、たしかに人の子になったからという解釈もできますね。
私は、シタオが、リリの微笑みに、ほっとして笑い返したとたん、自分がいかに無力かを感じたような気がしました。
自分が救っても救っても救いきれないこと、なぜこんなにも人々の苦しみは消えないのかということに深い悲しみを感じて、泣きだしてしまったのではないかな~なんて思いました。

とっても自由に考えていい作品なので、クセになりますよね。
自分が内蔵してるものを刺激されるような作品でした。

DVDが出たら、早送りとリピリピで、堪能したいですね~

え?そりゃ、もちろん、あそこをリピリピよ。(笑)
Commented by sora at 2009-07-02 01:31 x
junoさま、こんばんわ!
レビューお疲れ様でした~
どの映画サイトよりもわかりやすくて参考になります。
ボタンがあったら押したいくらいよ!
それぞれのその後・・・
クラインはとりあえず女を抱けるようになったか^^
シタオは人の子として生きてる実感を味わえたかな?
痛みや苦悩は生きている限り尽きる事はなく、今はまた別の痛みを抱えているかもしれないけど・・・
ドンポだけは癒された感じはなく今もきっと恐れと不安を暴力で爆発させているのか。
そう思うと愛おしすぎる・・・リリ一人では力不足ならたまには私も親分を癒してあげたい^^
意外にインパクト有ったハスフォードも芸術を完成させれたんだろうしこれはハッピーエンド・・・で、良いんだよね^^
DVDも良いけれど、劇場で観れなくなると思うと寂しいなぁ・・・




Commented at 2009-07-02 20:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-07-03 00:16
☆cinemaさん~

癖になりますよね。
もちろんビョンが出ていなければ1回しか見ませんが、ドンポをわかりたくてわかりたくて、何度も通える映画でした。
そうか、これってフランス映画でしたか。
フランス映画よく知らないんですけどあとで考えさせられるのが多いんですか?

>ビョンホンは、本当は商業向きの映画よりアート系が好きなのだと思うけど、諸事情のためそうばかりも言ってられない~
この映画での存在感のある演技・・・他の国の名監督さんにも認められるように祈っています。

そうですよね。甘人がいろんな国の監督に認められたように、このドンポを見て、他の監督が注目してくれたら最高なんだけど!!
これって結局売れたんでしょうか?
そのへん、しらべてないのですが、3回目見に行った川崎TOHOはけっこう入っててびっくり!(一日1回だからかな)

とにかく彼の挑戦はまだまだ続くわけで。
いや~体力つづくかな~憑いていくのに元気でいなくちゃ!!
彼が年取るのさえ楽しみですね!!
Commented at 2009-07-03 17:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-07-04 10:28
☆dreamさん~

四回目行きましたか!!
いかがだったでしょうか?

一回目の方の感想どうだったでしょうか?

そうそう、なぜ彼があんなふうにおどおどしているのか・・・やっぱり生い立ちが関係しているのかもしれません。
あれもビョンがインタで言わなければまったくわからなかったことですよね。

リリへの愛・・・
私の希望的にはPUREすぎる愛じゃない、と思っています。
そのほうがドンポらしいと思ったのでした。
でも、皆さんは違うかもしれませんね。
自由に解釈していい映画ですが、本当なら誰が見ても
あ~そうだな、っていう答え知りたいもんですよね。


>地獄をみてきた
クラインの言葉に反応するドンポ・・・ドンポはシタオに救われて
クラインを導いた・・・この解釈でもけっこうすんなり納得したんですけどね。
dreamさんは納得されたんでしょうか?

Commented by juno0712 at 2009-07-04 10:47
☆2009-06-30 22:00 の非公開様~

私の妄想につきあってくれてどうもありがとう!

でも、この映画は見て、好き嫌いはっきりすると思う。
結果、NOでもアリだよね。
ビョンが出てるからってなんでもOKってことでもない。

あの涙が伝わって来ない・・・
そこが解釈の別れ道かもね。
何度見ても・・・って思う人けっこういるかも。
発想が貧困のせいじゃなくて
この映画の中のビョンが非公開様的にわかりにくく
そこだけ説明不足ってとこかな。

でも、映画はアナだらけ、すきだらけ、説明不足のもけっこうあって
自分の中でそれを勝手に穴埋めして解釈してるとこ、私は
あるかな。

無理やりはする必要ないから非公開様の感覚はそれでOKだと思うよ。

私もリリはやっぱりドンポには依存してるとこあると思う。
リリも完璧じゃないよね。
彼女の中にも苦悩葛藤あったかもね。

悪女のイメージは私は持たなかったけれど、誰かにとっては悪女なのかも。

続く
Commented by juno0712 at 2009-07-04 10:48
非公開様、続き~

あの昂ぶり・・・
予告で見てびっくり!
なんなんだ???これは???
ってそこから目が離せなかったわ。
それで↑のような見解になりました(笑)

非公開様の解釈もありかも。
でも、きっと私の解釈が正しいような気がするわ。
ここは。(ははは)


Commented by juno0712 at 2009-07-04 10:55
☆2009-06-30 22:52 の非公開様~

およびだてして申し訳ございません(笑)

ええ?あの手土産の中身はプリン???
いや~~亀ゼリーじゃないの???
あの苦いの。
お土産としては私も喉越しのいいものだと思ってました。
プリンかカメゼリーかわからないけれど結局野原にポイだよね。
残念だったね・・・
堂島ロールだったかな(笑)

私はドンポは自己満足の愛だと思ってるわ。
吹っ切れた・・・のか苦悩がはっきりしているのかわからないよね。
私はどちらでもないような。
だから彼はこれからも苦悩を抱えていくんだと思うわ。
苦悩から解放されることは彼は望んでないというか。

そうね。DVDが発売されたら萌えのポイントは
ほぼ同じだよね!!(笑)

Commented by juno0712 at 2009-07-04 11:14
☆じゅえる先生・・・
おはずかしゅうございます。

ドンポ愛・・・いろんな意味で彼を愛してます。
私の中では完全PUREではない、かなり自己満足な愛を持ってる彼がとてもいいと思いました。
ひとりよがりな愛をリリに抱いて、そうするしかできないドンポが好きだわ。
それに例の部分のくさい演技さえも。
あの部分、映画の雰囲気にそぐわないのになぜOKになったのか
不思議だわ・・・DVD来たらリピートしてみるわ。

リリとドンポのタブーを超えた関係。
けして彼女を離したくない、なにをやってもつなぎとめておきたい・・・そんな彼の切ない演技に納得。

リリはドンポに依存しながらも、シタオに対しては聖女みたいだったよね。
何日間シタオのところにいたのかわからないけど、ドンポ狂ったように探したんだろうね~
シタオと寝てるリリを見つめてるどんぽ、よかったな~~


続く
Commented by juno0712 at 2009-07-04 11:17
続き~

>急にシタオが泣きだしたところですが、たしかに人の子になったからという解釈もできますね。
私は、シタオが、リリの微笑みに、ほっとして笑い返したとたん、自分がいかに無力かを感じたような気がしました。
自分が救っても救っても救いきれないこと、なぜこんなにも人々の苦しみは消えないのかということに深い悲しみを感じて、泣きだしてしまったのではないかな~なんて思いました。

ここは↑じゅえるさんの解釈だとすごくシタオに感情移入できる。
かわいそう・・・抱きしめたくなるわね。
人の苦悩を癒す存在としてどうして彼が選ばれたんだろうね。
孤児の世話をしていた。だけならこんな苦労をしょわなくてすんだのに。しかも死なない・・・生きてる間中 人の苦悩を救うことを課せられたとしたら神様の選択はわからない。

人間は平等じゃない、と思うけれど、神様が与える試練・・・
これも彼にはあまりにも重過ぎて、今後救いが必要なのは
彼だわ。やっぱり。

DVDでたら、リピートするよね。あんなとこ、こんなとこ
やっぱりタメゴロウ的なとこもね。(笑)
Commented by juno0712 at 2009-07-04 11:42
☆soraさん~

それぞれのその後・・・
クラインはこの映画の主役として、彼がシタオに同化しようともがいてるとこが延々と表現されてましたよね。
でも、その作業は彼を少しずつトラウマから抜け出しているのがわかりました。
まともに女性と対することができるようになって本当によかったわ。

シタオ・・・私はリリによってふと自分が幼い子供のように
なったのかと思いましたが、彼はこれからも、人を救う道をずっと続けると思うから、ずっと苦痛は続いていくんでしょうね。
それに父親と接することができたのか?
父親はシタオを探してくれと言ったけれど、肝心の息子がみつかってさて、どうするつもりなんでしょう。
本来であれば大企業の息子ですが、もうそんなことは望めない状況ですよね。

ドンポは、見る人によってはシタオに癒された、とする人もいますよね。
だからこそクラインをシタオの元に導いた。的な考えで。
でも、ドンポのキャラから言って、救われる、とか懺悔する、とか言うキャラは私の中では似つかわしくなかったんですよね。
続く
Commented by juno0712 at 2009-07-04 11:42
続き

ただ、人の中の苦悩をリアルに体感したドンポ・・・まったく変わらないかというとそうではないのかもしれません。
ドンポの生き方・・・リリをそばにおいておきたい。自分の心のよりどころ。でも、彼の生き方・・・マフィアのボスという設定から
長く生きながらえることは不可能かもしれない。
長生きしようと思ってもいないかもね。
彼が考える幸せがつかの間でもいいから感じられますように・・・

そうそう、ハスフォードの最後のことばは
「ありがとう」でしたよね。
なので、ハスフォードはあの最期はハッピーエンドだったですね。

そうそう、DVDは手軽だけれど、やっぱりスクリーンで見たい!!

次はジョーとチャンイ!!忙しい!!


Commented by juno0712 at 2009-07-04 12:08
☆2009-07-02 20:16 の非公開様~

改名手続き承知いたしましたm(__)m

三回みましたか?

苦痛?
あ~そうかもね。暴力もあるし、あのオブジェも気持ち悪いものでしたよね。
でも、本当になんでか また見たくなるんですよね。
そして見るたびに新しい発見があったりして、そうするとまたまた
見たくなるんですよね。

私のレビューで納得したところありました??
完全に私の妄想ですし、こじつけですから、そこんところはよろしくね。
でも、同じように感じる方もいるはずだと思ってます。
そうなんですよ。
リリのことをドンポは愛してますし、そばから離したくないのは本当なんですが、PUREとはちょっと違った感じかな?
相手がどう思おうが関係なく、自分がリリを離したくない、かなり
エゴイスティックなものだと感じたんですよね。
だからクスリを与えるのも計算づくだったんだろうってね。
シタオ・・・あんなに大変な使命帯びて、やっと癒された瞬間ですよね。
でも、彼も後戻りできませんね。
それはある意味、苦悩はつづくわけでかわいそうな気がします。

はい。ドンポ、素敵なキャラでしたね!


Commented by juno0712 at 2009-07-04 18:17
☆2009-07-03 17:04 の非公開様~

>『ドンポの本質は違うところにあり、彼が本当に性的な興奮を得るのは、リリ以外の女とのSEXをしてるときか、部下を激しく殴打したりする、暴力的な瞬間だったと想像しました』

私のこじつけなんだけどね。キャラ的にすごくPUREな感じでなければいいな、と思ったのよね。ジョーメンジーも「あんな卑劣な男に女を愛せるわけがない」とか言われてたよね。
彼なりの愛し方なんだよね。あれは。エゴだろうが、なんだろうが
自分からは離れてくれるなっていう気持ちかな。


>リリは、なんとなく貧乏臭いから、貧しい家で育って、ワケあって孤児院へ・・・・
ドンポは、お坊ちゃまだったんだけど、ワケあって孤児院へ・・・・
ビョン、どんな役をやっても育ちの良さは隠し切れないよね(苦笑)

↑ここ、爆笑!たしかにびんぼくさいわ。(笑)
ドンポ、あの柄物シャツや、紫色のシャツが似合うこと似合うこと。
顔がきれいじゃなければにあわないよね。

続く
Commented by juno0712 at 2009-07-04 18:17
続き~

「クスリから抜け出したかったら力になる・・・」この、妙に消極的なセリフの意味・・・・

↑そうでしょう?「お願いだからクスリはやめてくれ!」って感じじゃなかったよね~計算づくなんだな~ってこじつけ。

>ライナスの毛布!

そうかも~~~寝るときはいつも一緒、起きてるときも離せない・・・そんな感じだよね。
幼児性あるんだね。ドンポ(笑)

Commented by at 2010-07-04 21:40 x
“賞味期限”が切れたと思うぐらい前の映画の話でなんですが、
期待してDVDを観たのですが、どうにも理解できません。
ビョンホンさん、こんな映画に出て損したかもとも思ったり。
Junoさんがご存知でしたら、今さら何をか言わんや…になりますが、YouTubeで観たインタビューを貼らせていただきます。
このインタビューを観て、ナンボかは救われた感じがしてます。
http://www.youtube.com/watch?v=d1pNMIsW2eY&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=FnZMLHZd9kE&feature=related
お時間がある時でもご意見を伺えればと思います。
こんなメンドクサイ奴で、すみません。(~_~;)
Commented by juno0712 at 2010-07-04 23:40
☆桂さん~

コメありがとう。
賞味期限なんてとんでもないですよ。
絡んでいただきありがとうございます。
ただ、このレスに関しては、きちんとさせていただきたいのですが
非公開コメをはじめとして承認だけしてレスを放置し、コメ欄を閉じたものですから、しばらくはレスができません。ごめんね。
ご挨拶だけさせていただきました。

いずれ、きちんとさせていただきますね。
読んでくださりありがとうございます。
Commented by at 2010-07-05 11:13 x
いえいえ、こちらこそ勝手なこと言ってすみません。
お気づかい、ありがとう。
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by juno0712 | 2009-06-29 01:14 | 映画・ドラマレビュー | Comments(36)