マディソン郡の橋

◎大変遅くなりましたが、レス終了しておりますm(__)m
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連休のさなか、更新です。・・・と書いて置きながら、半分書いて放置してました。

連休前の金曜日、ツタ○でやってる100円コーナーで何本か借りてきました。
その中のひとつ。

このお話し、小説が大ヒットしたんですよね。
私ももちろん買いました。
むさぼるように何度も読んで、恥ずかしながらじわ~って涙が。
私、映画見たっけ??・・・ってことで連休中の映画三昧決行。
あ~ホンを買ってあれだけ読んだのに、やっぱり探したけどなかった。
きっと数年前に本棚大掃除したとき・・・ブックオフにでも持ち込んだのかな?

いや~やっぱり好きだわ。これ。
この愛の形に惚れた。

まず、写真家のロバートキンケイドすばらしくいいんです。
これ、クリントイーストウッドが65歳のときに演じたらしいんですが一般的にはもうおじいちゃんなのに
まったくそれを感じさせない。
静かでセクシーな男です。
彼はいつもちょっと遠慮がちで、でも、彼の今までの世界中での仕事の中で培ってきた自由な感覚がある。
彼と話しをするうちにフランチェスカ(メリルストリーブ)の心の中に沸き起こってくるもの。

彼はとても孤独。でもそれを受け入れている。むしろ、前向きに。
いろいろシステム化され、進歩した世の中からは置き去りにされている人種。
自然で純粋。ただ粗野ではなくて静かで深い優しさと憂いをもっている。太古の人間そのままでありながら知的な要素がちゃんと彼を理性的に行動させてる。

被写体のローズマンブリッジがどうしても探すことができなくて、はじめてフランチェスカと言葉を交わす。
そこで、彼女は 彼に「何か」を感じて、彼に道案内をし、「アイスティを飲まないか?」と誘い
彼の撮影を見守りながら彼に「夕食を一緒に」と口にする。
イタリアで今の夫と知り合い、結婚してアメリカに来て、子供が二人。
封建的なふるい町、アイオワの片田舎の農業主の妻である彼女は、閉鎖的でうわさ好きの近所の人々に見られるかも知れない・・・そんな恐れが脳裏に浮かんでもその写真家と話をした瞬間、彼女はもっと彼と長く話しをしたい、と思い、行動する。

はっきり言って不倫です。
夫から見たら、彼女の愛は「不貞」「裏切り」かもしれない。
でも、私はこの愛の形を「だめじゃん!不倫は不倫でしょう?」って言えなかったわ。

結婚後に「運命の人」に出会う可能性はあるか?
十分ありうると思います。
ただ、その可能性が少しでも感じられたとき、多くの人は「義務・責任」つまり理性がしっかり働いて
手を引くのです。
自分には手に負えない事態になるのを避けたいからね。

この映画に共感できるのは、フランチェスカがすごくノーマルな考えの持ち主だから。

「これは一生に一度の確かな愛なんだ」
そういうロバートに同じ思いを抱きながらも彼女はこの町に残るのよね。
そしてロバートも彼女の置かれている状況を理解し、尊重する。
そうです。夫や子供を捨てて愛を貫く・・・実際にそれで本当の幸せを見つける人もいるかもしれませんが
捨ててきた彼女の大切なものに罪悪感を感じない女は・・・受け入れられません。
彼女は彼との運命的な愛を確信するんだけど、別れの日(4日目)、身を切られるような思いを抱きながら
彼の車が町から出て行くのを見送り、元の生活に戻る。
雨のシーンが泣けちゃう・・・

でもね。
フランチェスカは彼と別れたけれど、自分の心の奥底の感情をはっきり自覚したのですよ。
それまではとりわけ不幸とも思わず、でも「この生活は思い描いたものと違う」と漠然と思っていたけれど
彼に会って、「自分」をはじめて発見できたんだと思う。

夫に言われて高校の教師をやめた。
夫がいやがったからたばこもやめた。
夫は優しく子供達はかわいく、近所の人も皆 いい人。
何か困ったことがあればみんなが助けてくれた。友達もいる。
でも、彼女は大好きなイエーツの詩のことを語ることもなくなった。
みな 周りの人はそういったことに興味がなかったから。
たまにエロティシズムを考えたりもする、けれどもこの町の男たちは
女がそういうことを望んだりすることにはとても閉鎖的。
彼女は知性や情熱や繊細さを併せ持っていたけれど、そういった魅力のほとんどは無用のものだったわけで、はじめてロバートと話して彼がそれを彼女の中に認めるんですよね。

「女」としての部分に気付きながら、妻、母としてもとの生活に戻る彼女は
むしろ生きる張りをみつけたのではないかと思います。
同時に彼と離れ離れに暮らす絶望的な切なさも。

これが単なる「夫への裏切り・不貞」と言わせないその後の彼女の真摯な生活があったからこそ、子供たちに彼女は許されたんだと思う。
子供たちが母の遺品を整理していて見つけた手紙の中の母親の願い。
彼女の希望通りに、自分達の父親の眠る墓に埋葬するのではなく、亡骸を火葬し、灰をローズマンブリッジにまいて、ロバートの元に旅立つことを許してほしいということ。

母の遺品の中にあったもの。
弁護士から母親に送られてきたロバートの遺品(カメラ)と彼女への変わらぬ愛を誓った長い手紙。
母親自身がスクラップしていたNG(ナショナルジオグラフィック)に載っていたロバートの記事の数々。
出会って二日目にローズマンブリッジに貼り付けた彼女の手紙。
そして子供たちに向けた母親の長い手紙。

初めて母親のもうひとつの愛を子供たちは驚きながらも理解しようとしてくれた。
この映画は当事者のフランチェスカとロバートの二人だけではなく、この愛の成就が
彼女の子供たちにかかっているわけで、そこがとても面白いと思いました。
本当言えば、きっと息子はとても複雑よね。
性的なニオイを母親に感じるなんてたえられないかもしれない。
でも母親が自分達に注いでくれた愛情、穏やかな生活を保障してくれたこと、
それらを思ったとき、母親を自由にしてあげることが一番、母親孝行だ、と理解してくれて。
どうもありがとう・・・って思わずTVに向かってうなづきました。

いい映画だった・・・

ロバートキンケイドがほんといいのよね~
彼があくまでも寡黙でありながら、彼女の話す言葉を静かにやさしく聞いているのがなんともいいんですよ。
「本当は私が描いていた夢はこんな生活じゃなかった」って思わずつぶやく彼女。
彼は彼女を見て自分が恋に堕ちるかもしれないってわかっているわけで、そんなふうにスキを見せ始めた彼女にぐいぐいプッシュするようなことが一切ないのがなんともいいんです。
、「昔の夢はいい夢だった。叶わない夢だけど その夢を見られてシアワセだった・・・そう考えたらどうかな」・・・そんなふうに彼女に言うのです。
こんな彼だから彼女も惹かれたわけですが。


私、この映画見て、HOMEの写真家LBHを思ったのですが、
きっと潜在意識の中でこのロバートキンケイドがあったんだろうな~
やっとわかったわ。
HOMEの彼は家族を持つことに拘った人だし、このロバートは反対に定住は好まないタイプ。
そんな違いはあるのですが、寡黙なところ、動物的なしなやかさ、など共通点ありあり。
ビョンホンもこんな愛、いつかは演じてほしいものです。

考えてみれば私たちビョンホンファンも「夫への愛」とはまた別のめっちゃリアルな愛を抱いているわけで
それは将来、彼と個人的にどうなりようもないからこそ
堂々とファン活動させてもらえる理由なのですが


「私の死後、灰は漢江に撒いてください」
「遺産は1億はBHエンタに寄付を」
「もう1億はユニセフに寄付してください。ただし、『イ・ビョンホンさんの活動に感銘を受け、遺産を寄付させていただきます』とメッセージを残してください」
「残りの1億は子供たちへ・・・」

・・・な~んて遺書に書く人がいたら・・・すごいね。


前の記事のレスは、本日休みでございますので一眠りしてからしますね・・・
いや、学校行くので今日中に。
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by juno0712 | 2009-07-23 05:13 | 映画・ドラマレビュー

日々の徒然にも脱力目線であれこれと。そしてびょんほん♪


by juno0712