人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ウェディングバンケット(映画)はとても面白かったです♪

たまたま、LALAでやっていて録画したのを見ました。
とてもいい映画でした。

舞台はニューヨーク。
台湾出身の主人公はゲイで、白人のサイモンという彼と同棲中。
台湾の両親はいつまでたっても結婚しない息子に見合いをせまり、サイモンが主人公とある女性が偽装結婚すればいいと計画を持ちかける。

ここまで書くと、あー、よくあるよね、そんな話は。って思いますけど引き込まれてまったく飽きずに見れました。

主人公のウェイトンのやったことはすべて心臓の悪い父親のために起こした行動なんです。
彼なりに父親を喜ばせたいと考えて、特に父親が心臓発作で入院しちゃったものだから計画を無理矢理決行してからが面白い。

中国式の披露宴の派手さも面白いし、主人公がハンサムなんだけど派手さのない純朴な感じがしてほんと適役だった。

もちろん、その計画がすんなりとうまくいくわけもなくいろんなトラブルや葛藤が発生してしまうんですが最後は…あーよかった~って思える締めくくりでした。

キャストがみんな魅力的!
特に父親役がすごくよかった!
父親役の人、いい味だしてるわ。

父親はけして派手ではないけれど台湾では成功していることを思わせる風情があります。
退役軍人であり、経済的にも余裕のある階級の人であることが見てとれるのですが、ウェイトンが父親を思っているように両親ともウェイトンの幸せを常に考えているのよ。
当たり前なんだけどそういうシーンがさりげなくうまく描かれていて、コメデイタッチな部分もあるのに軽いだけではなくて心が暖かい。

1998年の映画なのよね。
当時の台湾で、ゲイというのが全否定されてたのかどうかわかりませんが、少なくともウェイトンの親の世代は理解できないでしょうね。
でも、家族それぞれが心に秘密を抱いて、それは他の家族への思いやりでもあるんだけど、丸く収まる、というラストでした。
ウェディングバンケット(映画)はとても面白かったです♪_f0073639_06131144.jpg


この画像は好きなシーンです。
この時点で五人は紛れもない家族でしたね。
いい映画だったわ。

アン リー監督作品です。
ブロークバックマウンテンも、この監督ですよね?
ゲイというモチーフは同じでもいろいろなアプローチがありますね。
見てよかった♪
名前
URL
削除用パスワード
by juno0712 | 2015-06-27 05:31 | 映画・ドラマレビュー | Comments(0)