LUST、CAUTIONを見た・・・

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ついに神奈川もほぼ一日雪が降りましたね。
もう止んだかな?
本当に寒かったですね。

昨日、私は2/2公開をじりじりして待っていた「ラストコーション」を見に行きました。

わくわく家で家主様が宣伝してくださっていたのですが
私はトニーレオンの前勉強もせず、だけどとても楽しみにしていました。

連れは「ビョンホンファンではありません。

感想は・・・

すごくよかった・・・

私はトニーレオン作品はインファナルアフェア、2046、シクロしか見てません。

この「ラストコーション」は私が見た中では、役柄のせいもあり

感情表現を極力押さえた、淡々とした演技で「イー」のキャラを完璧に作ってますわ。

「素敵!」とか「かっこいい!」とか言う言葉はなんか合わない。

彼の役柄から言ったら狡猾で抜け目なくて、誰のことも信じない、そしてトニーレオン自身のあ

の体型、むだな肉はないけど、痩せ型・・・それがキャラにぴったりで。

むきむきのたくましい体ではだめなんですよ。この「イー」は。






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ぷっ!じゅえるさん・・・佐田啓二って・・・確かに激似!!


視線の絡み合い。かけひきのような会話。
多分 いろんな女を抱いていたであろうイーに素人の彼女が自分だけを武器に彼に近づいていく。
きっかけはレジスタンス学生のクァンへの思慕。彼への思いから運動に傾倒していたのに
彼女はイーに近づくために バージンさえ同じ運動仲間に捧げて(マイ婦人として奥方たちに仲間入りするため、イーと もしそういう関係になったときに「はじめて」と悟られないように。この辺が哀しいんだけれど一つの山です。)

帰宅するイーとはじめて顔を合わせ、イーをちらっと見る。
妻たちにはけして知られてはいけない。イーも彼女を一瞬見つめる。
このあたりから かけひきが始まるんですよね。
緊張感いっぱいです。
自分の電話番号をメモに書いて「奥様からお電話いただければ背広のオーダーのお店をご照会しますよ」と言うワン。
その番号を悟られないようにみつめるイー。

二人が急接近して・・・いよいよ?というところでイーの出世で彼は上海を出ることになり計画はおじゃんに。

これで話は終わらない。3年後、学生にもどっていたワンは 、上海にイーが戻ってきたことを機会に再度バージョンUPした仲間たちと計画をあらためて設定し、ワンは再度イーに近づく。

このワンと言う女性は両親が離婚し、父親はイギリスにいる。
彼女自身はとても孤独な身の上。
イー自信も自分の帯びている任務ゆえ、誰にも本心をあかせない孤独を常に感じている。
いいのは、ワンもそれを前面に出すようなことはなく、イーもあくまでも叙情的な演技などは一切なしで淡々としているのです。
トニーレオンの老け役がなんともいいですわ。
抑えた演技を見るとすごく貫禄を感じますよ。
もちろん脚本やキャラの設定どおりなんでしょうが、
いつものトニーレオンの哀しげな視線は感じません。

そして・・・・あの話題の官能シーンへと続くのですが。

それがもう・・・

SでSで 二人の孤独を慰めあうような場面ではなく、彼女をリョウジョクするかのような??
「焦らしているのか?」
窓辺でちらっとイーを見る彼女につぶやく彼。

そのあと!!

彼女を一気に抱き寄せ、後ろ向きにし、チャイナドレスのスリットをびりびりにやぶき
ベッドにうつぶせにさせ手を後ろでにして自分のベルトで彼女の両手をしばる!!
そして後ろから!!!

放心状態のワンを残して彼は去るんだけど。
ある意味、彼女の目的は達成させられたのです。

それから二人の密会がはじまります。

もう・・・すごいです。

ワンを演じていた彼女・・・1万人のオーディションから選ばれたらしいのですが

トニーレオン演じるイーに負けじと体当たり演技。

相変わらずSなイーですが

本当に二人はむさぼるようにSEXするのです。

孤独をなめあうように?

この最中、二人には駆け引きが存在したか??

本当であればワンはSEXには不慣れなはずなのですが、

イーとのSEXによって何かめざめるものがあったんでしょうね~

体位がすごいんだわ。

バックあり、馬乗りあり、名称不明の体位あり・・・

最高なのが・・・・

トニーレオンの「イキそうな顔」「あるいはイッタ顔」です。

これから見る方・・・必見です。

はっきりイって 純中のテジンの100倍リアルだわ。

時間で言えばそんなに官能シーンは長いわけではないけれど

このシーンがあまりにも鮮烈でしかも、ラストにつながる心理的な変化も

見て取れるのである意味この部分一番大事かも。

それとワンの「腋毛」が妙にリアルで・・・

そうよね。ここで腋毛 永久脱毛・・・ってのは1945年前後ならありえないよね。

ある日、上海の日本人用の料亭でワンとイーは落ち合い

彼女の歌う中国の歌う歌にイーはとても感動し

彼女にある手紙をもって店に行けと命じます。

はい・・・クライマックスが近づきました。

その店で手紙を見せると・・・イーが彼女にダイヤの指輪(6カラット)を好きなようにデザインしろという、プレゼントだったことを知る。

ワンは仲間に電話をかけます。

宝石商のところに二人でできあがったダイヤのリングを取りに行くからそこが絶好の

暗殺のチャンスだと。

ここまでは彼女は毅然としていました。

だけど、イーと一緒に車に乗り込み お店のところについたあたり

もう彼女は平静ではありませんでした。

店のまわりには仲間がたくさんいるのが目に入っている。

できあがった宝石を見てほほえむイー・・・

彼女は小声でイーに言います。

「逃げて・・・」

すべてを悟ったイーはその言葉を聴くと必死で走り、表の車に飛び乗り暗殺は免れました。

そして仲間もろとも彼女ももちろん捕らえられます。

イーの部下が二人の関係を知っていて、

「彼女だけ別室においてあるがどうするか?」と聞きます。

つまり情けをかけたほうがいいのか?と。

普段はこういった彼の命を狙うレジスタンスには徹底的に拷問をするのですが

彼女はされてなかった。

部下に聞かれて彼は答えます。

「メンバー同様 10時に処刑しろ」

ワンが泊まっていた自宅の部屋で彼は10時の鐘を聞き涙を流す・・・

THE END


ワンが宝石店を出て人力車を拾い そのときに回想する、学生演劇をやってたころの自分が
すごく哀しい場面。

時代とは言え、選択したのは自分だとは言え、あまりに哀しい運命です。

ワンは彼の心のスキには入り込めた。

だけど あまりに素人だったんです。

自分の感情を完全に押し殺して彼に対峙できるほど 冷めた女ではなかった。

逢瀬を重ね、孤独をなめあいながら、少しずつ彼への情を感じてくる。

これは・・・普通の人間の感情でしょう?

この映画・・・トニー好きにはたまりませんが、ワンの映画・・・と言ってもいいでしょうね~

彼女は断崖絶壁の前に仲間とともに座らされ、処刑された。

そして、本編にはありませんでしたが、イーもおそらく日本軍が戦争に負けた時点で

中国政府、あるいは中国人に殺されたでしょう。

いい映画でした。



あ~もう 2:38!!??

まわろうと思っていたブログも行けず、うたたねしたりしてました。

まずい・・・明日はちゃんと寝よう・・・
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by juno0712 | 2008-02-03 20:57 | 映画・ドラマレビュー

日々の徒然にも脱力目線であれこれと。そしてびょんほん♪


by juno0712