カテゴリ:創作・ETUDE( 17 )

創作・ETUDE

私の書いた創作の中で一番アクセス数を稼いだ作品。
「シンプルな情熱」を書いたあと、理由があって「しばらく創作は書かないことにしよう」と決めていたのですが、
あるきっかけで「超どSな男」を彼が演じるのを見て見たくなってしまって・・・見切り発車で始めてみました。
後にも先にも途中もラストもまったく決まっていないのに、書き上げることができるのか?という不安を抱きながら書いた作品はこのETUDEのみ。
今は、最後まで書けなくても、お話のラストまでは薄ぼんやりと頭の中にあれば、スタートできるかもと思ってますが、このETUDEだけは断片的に浮かんだシーンにその都度肉付けし、即興的に書いたものでした。
相変わらず粗っぽいけどパッションは感じるわ(笑)
読んでくださっている方の手ごたえをモロに感じるのは嬉しいけど、その分怖かった覚えがありました。
久しぶりの創作なので「ETUDE」=習作 というタイトルにしたんだけど、案外ぴったりだったな~ははは。
これはブロトモのアレンジしてくれた画像たちも大いに私の創作を刺激してくれたものでした。
今は削除してしまったけど、時間あったら画像もまた再掲しておく予定です。


ETUDEイントロ


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by juno0712 | 2009-07-12 05:13 | 創作・ETUDE | Comments(0)

感謝&ETUDEの画像達

6月2日・本日はETUDE終了後に頂いた画像を前に出してみました~

5・30 21:26 画像追加&劇中劇haruさん的構想追記)

6・2 7:36 SUIKAさん画像追加しました~
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SUIKAさんから送られてきた画像です。唇のはしに血が・・・大好きなイナ!!
だけど、この絵・・・色っぽい・・・
ってことはお仕置きに導くきっかけになったシーン。。。!!
よくこのタイミングの画像さがしたね~ってキャプチャしたのか?すごいなぁ~

6・2 9:05 ブラウンさん画像追加しました~  
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さっきブラウンさんから送られてきた画像~ありがとう!
ブラウンさんも一貫して大人っぽいビョン好みだから、「L」はブラウンさん好み?
って思ってましたよ!萌え~・・・

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そして、13話UPの日にPCに感想メールとともに送られてきたみうっちさんの画像を紹介します。
ほんとにありがとうございました!!でかい画像と縮小版で送ってくださいました。
みうっちさんには 久々、書くきっかけを与えてもらったこと、感謝しなければ!
ありがとうございました~


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bumomさんに I LOVE YOUって入れてもらって、13話の一番ラストに載せる予定だった画像。ごめんね。bumomさん、「悪い奴」のあのポスターに打ち抜かれてしまって、さしかえてしまいました。ごめん。


皆様、ETUDE楽しんでいただけましたでしょうか?
コメントしてくださった方々、多くのはじめましてさん!
本当にありがとう。ロムの皆様も楽しんでもらえたかな?
なんだか苦労はしたものの、終わってしまうととっても寂しい・・・
今日は、画像のアレンジもできず、画像をあまり保存もしてない私に皆さんから
いただいたETUDEにUPした画像たちをモト画像を50%にしてご紹介します。
画像のやりとりや注文が真夜中なこともあり、皆様には本当にご迷惑かけました。
私のまわりには画像のアレンジが得意な人多いんだよね~すばらしい~
夜中にあれこれ注文つけたりしてごめんね。
また、いつか、次回作、書くようなことあったら、皆さんよろしくね~


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この画像、3話で使いました。ある日、こはなっちから送られてきて、もう「WOW!」って声をあげました。「RUNAWAY」をキャプチャしたらしいのですが、本当に最高!この画像のおかげで
本編がまたイメージふくらんで・・・そうそう、女優Mのバージン喪失の瞬間でございました・・・






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これ、50%に縮小するとよくわからないんだけど、男女が絡んでるんですよね。
こはなっち~GOOOOD JOOOOOOB!!4話でした。








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6話です。bumomさんが最近PHOTO SHOP習得中で名前入れて送っていただきました。
bumomさん、いろんなワザ、今勉強中なんですよね。これからもよろしくです。
「癒し2」は今や私の画像トランクルーム・・・助かりました。















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7話。これもこはなっちから送られてきたとき、やった!!と思いました。
なんだかおそるおそるジニョンの体に触れてるような感じで・・・










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実は同時におくられてきたこはなっちの画像。これはボツにしたんですが、
なんでかって・・・この目つき・・・笑っちゃうんですよ~・・・劇中劇ではなく、別の画像のところに
合うかもね。「必死にソレのシーンを探してキャプチャーしてる私って・・・」って言うそんなこはなっち、あなたが好き!!







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いや~こはな画像、なんとも素敵なイッっちゃってる表情をキャプってくれました~
でも、ボツにしてしまってごめんよ~顔が若い・・・んだよね~
好きだわ~この顔~私ひとりで楽しむにはもったいのうございます。








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劇中劇書いてる時、「本編はもうすぐ書き上げるけど、画像が相変わらずない」ってサイレントさんとメールしてたら「どんな感じの画像?」って言うから「テウンはバンジー来日の彼の陰鬱な表情かな・・・」って伝えたところ、すぐに送ってくれた数枚の中のひとつ。ちゃんと胸のD&G 消してありましたね~
ありがとう。この画像は劇中劇のラストで苦労してる「困った!」っていう記事で使用しました。




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8話です。サイレントさんって「影」の使い方うまいよね。「光」の遣い方がうまいっていうのか?











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9話です。どれを8話にするのか9話にするのか迷ったのでした。











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bumomさんから。10話表画像。フォントも変えてくださりありがとうございました。























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10話の本編の画像。ある日送られてきたちろぱろ画像。「私のLのイメージはこれ!」って。
もう、これ見て、ソッコー10話で使おう!って思いました。ありがとう~
それにしてもいやらしい顔してるわ~(萌え~)












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bumomさんにお願いした会見の時の画像。下を全部きってもらったんですよね。
真夜中、いろいろご迷惑おかけしました。










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bumomさんから送られてきたマイク画像。これもボツにしてしまいました。





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実は会見シーンはこの画像をアレンジしてもらってたんです。周りけしてもらって、
etude って名前入れてもらって・・・最終的にボツにしてbumomさんごめんなさい。
でも、このビョンホン、今見ても大人っぽくて素敵~マイク持ってくれてれば使ったのに・・・















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bumomさんと逢ったときにお願いしてた画像。ランキング18位の「感謝」で使わせてもらいました。おもしろいことにランキングとしては10話が最高だったのよね。みんな好きだわ・・・(私も)















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サイレント画像。これ、送ってもらったとき、一切ネタバレしてないのに、なんでこんなにぴったりな画像???!!ってびっくりしました。
私が彼女に伝えたのは「今のビョン」これしか注文してなかったのに、この絶妙な表情のビョンをアレンジしてくれました。いや~びっくり~!!10話読んでくれていろいろイメージしてくれたんですね?ありがとう~!え?もしかしたら10話も読んでないうちに送ってくれたんだっけ?









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サイレントさんが、11話と12話を読んだあとに、「違う画像がいいのでは?」って送ってくれた画像でした。
















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サイレントさんにはもちろんネタバレせずに、「あのフードのビョン」ってことだけ伝えたら
送ってくれました。同じ画像で計4枚、微妙に色を変えて送ってくれたのでした。
彼女の職人としてのこだわりにはびっくり。ありがとう!!








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実はサイレントさん、このパターンで4枚おくってくれてて、これはボツ画像。色味がたりないような気がして・・・











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これもボツにしたんだけど・・・












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これもボツ・・・よくみると、色味のちがいと文字の位置の違いなのかな?











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うさるなさんちからぱくりました「悪い奴」の画像~
いや~このチャンイ?どんなキャラなんだろう~今までで一番期待してるかも。
うさるなさんへは、私の夜中の突発的要望もあり、PC制限のあるあなたにはお願いしなかったのですが、今度は宜しくね~ってたぶん当分書かないけど~



















◎最後に劇中劇が終わったあと、haruさんから送られてきたものを紹介します。

「甘えついでに私が思いついた結末聞いていただけます?
えっとですね。
生きることを決意した二人はジニョンの亭主を説得しに家に帰るんです。
で、話し合いをしようと思うのですが当然全く聞き入れられない。
しまいに亭主は逆上してナイフを持ち出す。
もみ合ううちに刺されたのはジニョン。
刺したのは夫だったが彼はテウンに罪を擦り付け、半狂乱でその場から逃げ去る

テウンの腕の中で息を引き取るジニョンの最後の言葉は「生きて欲しい」
テウンは擦り付けられた罪をそのまま受け入れ
ジニョン殺しの犯人として刑を受ける。
彼は彼女と共に生きることを選んだ。
その後、罪を償った彼は自分の心に焼きついた彼女の絵を描き続け
異色の経歴の画家として大賞を受賞する。

・・・・・・ってどうですかね。
すいません。どうしても放心状態で悲しむ彼が見たくって
こんな結末考えちゃいました。
全くの別物ですから笑って許して下さいね。」

・・・こんなものがPCにおくられてきたのでした。
haruさんらしくない?(いや、らしいのか?)この結末・・・
沈うつな雰囲気もありながら獄中で書いてる彼の姿が目に浮かびます。
このパターンで・・・書いてみて・・・haruさん・・・

haruさん・・・PCも覗いてないのかな?
気の済むまでのんびりしてきてね~←おかえりなさい!



皆さんと一緒に楽しめたこと、本当に感謝いたします~~~♪

今13話のレス中なので、ここのレス、ちょっと待ってね~
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by juno0712 | 2007-05-27 14:43 | 創作・ETUDE | Comments(46)

ETUDE ⑬ 最終回

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ETUDE 13


3日間の釜山でのロケを終え、女はその足で病院に出向いた。

先週、男は微熱が続き、週末にやっと熱が下がったことで女は
心配していたが、ナースにまめに連絡を入れ、なんとか仕事を無事に
終えて帰ってこれた。

ベッドに横たわる男の顔を確認するようにじっと見つめている女に向かって
ナースが言った。

「もう、微熱も下がったし大丈夫だってドクターがおっしゃってました」
「Mさんもお仕事で疲れてらっしゃるんだから、少しゆっくりされないと」
「そうそう、Lさんのお母様、来週こちらにまた見えるそうですよ」
そう言うと、ベッドを挟んでMの反対側に立って言った。

「ドクターがおっしゃってたんですが・・・」
「Lさんは・・・状況の割には非常に安定してるって」
「私もナースをして長いんですが、患者を完璧に医療の現場で管理することは
いくらでも可能です」
「でも、それだけではない、管理するだけではなく、ご家族の・・・」
そう言いかけて、はっとして言葉を変えて続けた。
「Mさんの手厚い介護、Lさんが安定しているのはそれがあるからなんですよね」
「しみじみ実感してます」

(家族・・・)

女はナースの言葉を心の中でつぶやいた。

二年前、女は母親に「あなたさえよければ受け取ってほしいものがある」と言われ、
その翌日 仕事を追え、日付の変わった時間に母親の滞在しているホテルに出向いた
ことを思い出していた。


母親は部屋のソファに座るように女を促すと言った。
「昨日、あなたに受け取ってほしいものがあるって言ったのはね・・・」

そう言うと母親は少し言いよどんで、上をむいて一瞬考えるような仕草をした。
そして、決心したように口を開いた。

「もし可能なら・・・あなたは息子の子供を生む決意ある?」

この母親は何を言っているのだろう・・・そういう顔をして女は母親を見つめた。

「実はね。息子が担ぎこまれて、脳、脊髄の手術をし
とりあえず様態が安定したころ、主治医にお願いしたことがあったの。」
「息子の精子を保存しておきたいって」
女は驚いて何も言えずに母親を見ていた。
「驚いたでしょう?でもね。息子が私の知らないところで青春時代をおくり
もし、人を愛し、家庭を作りたいと切望していたら・・・
そしてその女性がそう思っていたら・・・と思うと
これから低下していく機能の中で保存できるものはすべて保存して
おこうと思ったのよ」

「彼は・・・脊髄を損傷したのにそんなことができるんですか?」
女の素朴な質問に苦笑しながら母親は答えた。
「可能なの。世間に脊髄を損傷した夫から精子を採取し、子供を
もうけたカップルは意外といるのよ」
「もちろん今回は彼の意思のないところで母親の私が
成年後見人の立場を利用してやったことなんだけど。」
母親は女に簡単にそれを説明しながら話を続けた。
「あなたの献身的な介護をずっと見てきたわ。
ナースからも何度も聞いた」
「私 あなたを見ていて、本当にこんな愛もあるんだと
思ったわ」
「あなたが息子を癒したい。心に添いたいとずっと思い続けて
きてくれたこと、それは普通は、意思表示できて、それを
リアルに返してくれる相手に対してのものだと思っていたの」
「でも、あなたはちがってた。息子はあなたと会話することも、
笑顔をかわすこともない。それなのに・・・」
「ずっと幸せそうでいる・・・そうナースが教えてくれたの」
母親はつい先日ナースと長い電話をしたときのことを思い出していた。

「清拭をしているときの御子息に対しての彼女の穏やかな、
幸せそうな顔つき・・何か話しかけながらそっとキスをして・・・
いつもちょっと声をかけにくいほど・・・
なんていうか・・お二人の間には近寄りがたい雰囲気があります。」
「でも、見ていて、私まで幸せになる光景なんです。」
「罪滅ぼしという気持ちだけでは続かないことだと思います。」

「だからもし。。あなたが希望するなら」
「体外受精をしてみたらどうかしら?」
「もちろんあなたは結婚していないから韓国ではできないわ」
「でも、もし希望するならアメリカの病院を紹介します。」
女は母親に突然うちあけられたその申し出を聞くとしばらく
声が出なかった。

(彼の子供?)

女はとまどいながら母親に言った。
「彼がもし元気で、私とまだ続いていたとしても
子供を持つ関係にはならなかったと思います。」
「私に対しての愛はなかったですから・・・」
母親は女に言った。
「そうかしら?」
「私も最初はそうなんだろうって思ってたの。でもね。あなたが今
寝たきりの息子に対して深い愛情を示すことができるように
人にはいろんな愛しかたがあるんじゃない?」
「だから息子の愛し方・・・あなたを悲しませることが
多かったかもしれないけど、それも彼の愛しかただったんじゃないかしら?」
「ある意味、息子もあなたに依存していたんじゃないかと思うの」
「そうでなければ6年もあなたのことを拘束したかしら?」
「それが愛なのかどうか・・・今は彼に確かめることはできないけれど」

そう言いながら、ふっと我に戻るような顔つきをして言った。

「でも何を言っても母親のエゴでしかない、と思われても
しょうがないわよね。孫を産んでほしいだなんてね。」
「だからこれはもちろんあなたがNOであれば
それでいいの。残念にも思わない・・・」
「だけど・・・もしYESなら・・・全面的に協力します」

突然の母親からの申し出に女は即答することができなかった。
母親は女に「答えが出るまでゆっくり考えて良いから」
と伝えた。

数日間女はその大きな宿題を考え尽くし、そして母親の滞在している
ホテルに出向き、YESと伝えると
母親は嬉しそうに女の手を暖かい手で覆った。

「もし、あなたが無事に妊娠したときのことを少し言っておきたいんだけど」
「まず、生まれてくるあなたの子供について、守られるべき権利はすべて
あなたに与えておきたいの。息子の精子には違いないけれど
認知することが可能なのか、もし認知する術がないのであれば
養子縁組してもいいと思うし、あなたも、あなたの子供にも生きていくうえで
負担がないように弁護士を交えて考えて行きましょう。」
「もちろん、すべてはあなたの意思を最優先にします。
何か希望があればなんなりと言ってちょうだい。」

そう女に伝え、二週間後には母親と女はアメリカに渡った。
体外受精についての説明を受け、女の体調のよいときに
卵子を採取し、凍結保存された男の精子と媒精し、受精させる、
そして培養したあと、その分割卵子を子宮内に戻す・・・
このプロセスが人によっては数度で着床する場合もあるが
何度やっても何年やってもだめな場合もあると説明された。

それから女は3ヶ月に一度づつ渡米し、そして5回目にして
着床した、と医師から告げられた。

女は不思議だった。
あれだけ男と交わりながら、その時は男の意思によって
けして妊娠しないようにしてきたのに
今、交わることもなく、彼の意思も無視して妊娠した・・・
男に対して後ろめたい気持ち。
彼の子供を妊娠し、母親になれるという
思ってもみなかった経験。

母親はその報告を女から受けると
女を思い切り抱きしめた。
「おめでとう!」

そして女は母親が弁護士に作らせた
「Mと、生まれてくる子供に対しての権利の保護」に関しての
分厚い書類をそのまま母親に返し、生まれてくる子供は
すべて自分ひとりで育てると伝えた。
「お母様は生まれてくる彼の子供のおばあちゃんなんですから、
いつでも会いたいときに会いに来て下さい」
忘れずにこの一言を添えて。

どんなに献身的に男を介護しても、あと何年生きてくれるかわからない。
手厚く介護をしていても、すべての機能が低下していくのは
まぎれもない事実だった。
その寂しさを埋めるための女自身のエゴ?
女はそう思うと、母親の手厚い保護を受けるわけにはいかなかった。
認知されないまま生むこと。そしてまたスキャンダルの中に身を投じることも
女は覚悟していた。

「Mさん、お茶がはいりましたよ」

ベッドに横たわる男をじっとみつめて何か考え込んでいる女にナースは
声をかけた。
「ありがとうございます」
そういうと、ベッドを離れ病室の窓辺まで歩いてきた。
病室の窓を開けると爽やかな5月の風が入ってきて
女は大きく息を吸った。

そして横たわる男を見た。

この世界で男に出会い、心も体も翻弄された日々。
今 静かに横たわっている男とすごすこの数年間の中で
女は確かに幸せを感じてきた。
誰かに依存しなければ生きることができなくなった男に対しての
償い?
エゴ?
所有欲なのか?
それとも世間で言う究極の愛なのか?
満たされた思いを感じながらも、女はいつも自分のこの思いを
明確に説明することができなかった。

女はふくらみはじめたお腹を右手で優しく撫でながら
男の顔をじっと見てつぶやいた。

「あなたは私を許してくれる?・・・」

5月の爽やかな風がカーテンを揺らした。
ほんの少し、男がほほ笑んだように女は思った。

FIN。(完)




























「CUT!」
「お疲れ様~これで完全にUPしました~」
最後の病室での1カットを取り終えると
イ・ビョンホンはほっとしながら病院着を着た体を起こし、腕に取り付けられた
点滴のチューブをADにはずしてもらいながら、
ベッドの上で「あ~!!」と叫んで大きく伸びをした。
そしてモニターのところにまっすぐ歩き、用意されてある椅子にすわった。

張り詰めた緊張が解けて、現場は小道具を整理したり、
ケーブルをまとめたり雑然としはじめた。
モニターをみつめる彼に監督が言った。
「いや~よかったね~!思ってる以上のいいものができあがったよ!」
「君のあのどSな前フリ最高だったよ!」
「そうですか?ありがとうございます・・・」
そういいながらADが持ってきたエスプレッソを受け取る。
監督が言った。
「そうそう、午前中、取り直したSCENE8のハードなベッドシーンだけど、
結局、撮りなおしの方を採用することにしたよ。あのお仕置きの方ね」
「あ~そうですか?」
イ・ビョンホンは監督の話は上の空だった。
完璧な演技、妥協を許さない彼の姿勢は、とっくに撮り終わっていた
SCENE 8のハードなベッドシーンを
突然「納得できないからもう一回撮りなおしたい」と行って来たために
タイトな撮影スケジュールの中から半日を無理やりあけて、結局取り直しをしたのだった。

彼はしきりにメイク担当に鏡を持たせて唇のあたりを気にしていた。
そして言った。
「チェ・ミリョン~!!まったくぅ~!さっきの撮りなおしで俺の唇、思い切り噛んだだろ!?」
数メートル離れた場所からM役の相手女優、チェ・ミリョンが髪の毛を束ねながら駆け寄って来た。
「ご・ごめんなさい!ほんとに切れちゃった?」
「明日も『奴ら』の撮影あるのに、たらこくちびるでセリフ言っても決まらないだろう?
全くぅ・・・まだ少し腫れてるんだよ~」
彼はぶつぶつ言いながらしきりに鏡を見ながら下唇をめくっていた。
そう言いながら、顔の角度を何度も少しずつ変えては、悦に入ったように
ナルシストぶりを遺憾なく発揮して、鏡に向かってほほ笑んだりしている。
ミリョンは「ごめんごめん」と顔の前に手を合わせてお茶目に笑った。

マネージャーがイ・ビョンホンを迎えに来た。
「ヒョン!次、雑誌の取材入ってます。早く着替えてくれないと。」
「ああ」
イ・ビョンホンは監督や周りのスタッフに声を掛けながらその場を去って言った。

チェ・ミリョンは彼の後姿を見送りながら衣装の、麻のワンピースの襟をそっと開いて自分の胸のあたりを覗いた。
(オッパ・・・よくも、あのシーンの撮りなおしをしたい!って言ってくれたわよね・・・)
(この私の体中のキスマーク・・・どうしてくれるのよ・・・)
(今夜、彼とデートだって言うのに・・・私の方こそ『全く!』だわよ!)
(ホンキになりすぎよ!)
チェ・ミリョンは深くため息をつくと、
今回の作品でイ・ビョンホンと共演したことを少しだけ後悔した。


THE END (ほんとにおしまい)


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うさるなさんちから、ぱくり!
ビョンホンssi!!頑張ってね~


◎皆様、完読感謝いたします。れっつ妄想の日々がおわりました。今回リンクしてくださったharuさん、bumomさん、うさるなさん、fu-rinnosuikaさん、ありがとうございました。
某創作の妊娠ネタにはびっくりしてしまいました。私のネタは特にそれに影響うけて書いたものではなく、かなり前に書きあがっていたことをとりあえず伝えときます。
10話から12話までコメント欄をもうけなかったために本当に反応が怖かったのですが、PCや携帯にメールを下さった方々、本当にありがとうございました。勇気付けられました。感謝感謝。

おわった~!!でもさみしい・・・
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by juno0712 | 2007-05-27 14:41 | 創作・ETUDE | Comments(102)

ETUDE ⑫

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ETUDE 12


事故から3ヵ月後。
母親はアメリカに帰る飛行機の中にいた。
コーヒーをCAに頼むと英字で書かれた学会のレポートを読んでいた。
レポートを追う目をやめ、めがねをとるとふーっとため息をついた。
女にアメリカに一旦戻ることを連絡したときに
彼女は言った。
「彼と入籍させてもらえないでしょうか?」
法律に無知とはいえ、あまりにも無謀な考えに驚き母親は聞き返した。
「Mさん・・・、入籍は双方同意の意思が確認できなければ無理よ」
「そうですか・・・」
電話口で落胆している彼女のため息が聞こえるようだった。
「でも、なぜ?」
女は言った。
「彼の世話をさせていただいていること、とても感謝しています。」
「私が彼のこれからを全部請け負う、それを叶えることは・・・
今の他人のままではできないですよね・・・」
「なぜ今のままじゃいけないの?」
女は静かに答えた。
「彼の、あと何年残されてるかわからない人生を全部請け負いたいんです。経済的なことも含めて。」
「彼の財産を使いたいとかそういうことではありません。」
「もしそういう財産があるなら、それはお母様が管理して
下さって結構です。」

母親は驚いた。
息子が事故にあい、この状況になってから三ヶ月が過ぎた。
女も冷静さを取り戻してもいい時期だというのに、
まして、今世話をしていることさえ
「やっぱり私には続けられそうもない」と
言われたとしても何の不思議もないのにもかかわらず
息子の残りの人生を一緒に負いたいと言う。
息子は事故の被害者のため、治療費は実損填補されているとはいえ
これから彼にまつわる経済的負担を考えると
母親には到底理解できなかった。
まして、彼女は女優として今、大スキャンダルの渦中にいて
仕事を干されているが
将来必ず、女優として復帰するだろう、復帰してほしいと
母親は考えていた。
そうなったとき、完全な介護を必要とする息子は女の
足かせにしかならないはず。
事故後に関係者から手にいれて見た未公開の息子とMの映画「ETUDE」の
業界用のプロモーションDVD・・・
二人のすばらしい演技が脳裏に浮かんだ。
「Mさん、繰り返すけれど、息子の意思確認ができない以上
入籍は無理よ。あきらめなさい。」
「それに経済的にも・・・はっきり言って息子のケアを
あなたがすべて追うことはどれだけ膨大な費用がかかるか
わかる?」
「それに残酷なようだけど、もしかしたら息子が意識を取り戻すかも
しれない、ってあなたが考えているとしたら、医者の立場から
言わせてもらうけれど、その可能性はゼロに近いと思います。」
「むしろ、あなたの将来を考えると息子にしばられないで
自由にしてほしい。私としてはそう考えているの」
何も返事が返ってこなかった。
母親は女にその無謀な考えはあきらめるようにと
事務的に伝え、今後も気の済むまで息子の面倒を見てほしい。
当初の約束の通り、報酬は払うと告げ、電話を切った。
「おかしな女性(ひと)・・・」
母親はまためがねを掛けなおし、コーヒーを飲みながら
レポートを読み始めた。


女が仕事を干されている現状はまったく変わりがなかったが
男を献身的に看護しているという状況が何度か
マスコミでとりあげられた。
そうなると大衆の態度は少しずつ軟化し
女のその愛を認め、二人の純粋な愛としての取上げ方を
するようになった。

「ETUDE」の上映は、スキャンダルのために
一旦お蔵入りとなり、韓国未公開のまま
海外で先に公開されていた。
普遍的な話ではあったがその愛の形を二人の俳優が
「究極の愛」として見事に昇華させ
その映画はヨーロッパの映画祭で次々と取上げられ、注目され
主演の二人が出席することのないまま
各地で表彰を受けることになった。

韓国内でETUDEを見たい!という二人のファン、ファン以外の
映画好きな大衆の要望が日に日に大きくなり
ついに韓国で彼の事故後 一年後に国内で上映されることになった。
皮肉なことにあのスキャンダルさえもこの映画への興味をそそる
結果になり、映画館では初日から長蛇の列となった。
当初の上映予定の3週間を過ぎようとしても観客動員は減ることもなく
むしろますます増えていくことになった。

女の演技が再認識された結果、業界からオファーが
ぽつぽつと彼女の事務所に来るようになった。
あのスキャンダルのせいで、「清純なヒロイン」という
役柄はむずかしく、汚れ役のシナリオも実際は多かった。
事務所の社長は、病院に行っては女と話しをし、
いくつかの仕事のうち、どういう方向でやっていくかを
話し合った。
事故から一年が過ぎ、ずっと仕事をしていなかった彼女の復帰に
関して、事務所は復帰第一作に関しては神経をとがらせていた。
しかし女はオファーのあった仕事の依頼を意外なほどあっさりと受けた。
社長の選んだ復帰第一作目のシナリオはある家族愛をテーマにした
静かな純文学色の濃い単発ドラマだったが
社長が2-3分説明すると女はすぐに承諾をした。

女にとってはそれは簡単な理由だった。

自分には女優しかできないこと。
Lの生きている間は自分も女優でありたいと思っていること。
そして何よりも生きていくために。

仕事の復帰がマスコミに流れると
半分は好意的に、あとの半分は好奇心、あるいは揶揄をもった目で
彼女をみつめた。
しかし、そんな否定的な目も演技に没頭する彼女の前では
段々影を潜めてくるようになった。

女は男の介護をなるべく優先させるようにしていたために
以前、男を待っていた日々と同じく長期のロケのあるものは仕事を請けず
単発物を中心に仕事をもらい、それを着実にこなして行った。

まだスキャンダル女優の尾をひいていながらも
女は少しずつ大衆に受け入れられていった。
男を介護していることについてのインタビューは
一切受けないことにしていたが
女が変わらず病院通いを続けていることが
病院関係者から漏れ伝えられると
今度はその姿勢が
マスコミによって好意的に捉えられ
「あなたがもしMの立場だったらどうしますか?」
という特集まで組まれた。

そして仕事のオフの日はいつものように
朝から病院に来て男の介護に努めた。

男には母親の手配したベテランの専任ナースが
常駐しており、彼女と一緒に女は男の世話を
献身的に行った。

痰の吸引
床ずれを防ぐための体位交換
マッサージ
女が仕事で病院に来れないときはもちろんナースが、
彼の看護を引き受けていたが
ヒトツだけ必ず女が彼にしていること。
それは清拭だった。
どんなに仕事で疲れていても女はお湯を用意し
部屋の温度に気を遣いながら
彼を裸にすると顔から丁寧に拭いた。
優しい言葉をかけながら・・・
伸び始めた髭も剃り上げ、きれいにすると
女はほほ笑みながら、そっと男にキスをした。
そして筋肉は落ちてきているとはいえ、
首、肩、広い胸を拭き始めると
男が自分を翻弄してきた日々を思いだすことはあっても
不思議なくらい性的な感情が湧いてこないことにきづいた。

男が植物状態になってから2年がすぎようとしていた。

女は事務所と話し合いながら社長が慎重に選んだ仕事を着実にこなして行った。
現場に戻ると女は、アンダーグラウンドで
売れる女優を目指して頑張っていた若いころを思い出しながら
この仕事の楽しさをかみ締めていた。

そして同時に、才能ある俳優Lの現実を思うと
胸が押しつぶされそうになるのを必死でこらえた。

もし、事故に遭わなければ、彼はあの完ぺきな演技で
どれだけのいい作品を作っていったのだろう・・・

それとは反対に、横たわる彼の穏やかな寝顔を見ながら感じる
不思議な充足感・・・

それは彼の世話をする日々を重ねていけばいくほど
つよくなって行くことを女は感じていた。

母親は、女の、息子に対しての手厚いケアを知ってからは
ナースと女に安心して息子を任せ、
半年に一度、アメリカから韓国に戻ってきては、息子を見舞った。
病室で女に半年振りに会うと、母親は女が長い看病疲れも見せず
美しいままでいることにいつも感嘆した。
落ち着いたたおやかな雰囲気をかもし出しながら、
それでいて映画ETUDEで魅せた官能的な表情さえも、
おそらく本人は気づいてないだろうが
母親は察知していた。

母親は女にお礼を言うと、近況を尋ねた。
女の仕事のことや、息子を世話していて気づいたことなど、
何か足りないものはないか?とか
反対に、息子をナースにもう少し任せて
もっと仕事に没頭したら?など
母親のように忠告した。

女は言った。
「彼の穏やかな寝顔をみていると幸せになります。」
「寝たきりなのは変わりませんが、たまに彼、手を動かしたりすることが
あるんです。
少しほほ笑むこともあるし、顔を歪ませることもあります。」

母親は脳死と違って、植物状態の患者によく見受けられる、
生理的な反応ひとつひとつに
女が幸せを感じていることをほほえましく思った。
女は続けた。

「何も話してはくれないけど、そんな彼のそばにいることが幸せ
に思います。」
「むしろ、今の私たちは心が寄り添っているんじゃないか?
って思う自分がいて、苦笑してしまうこともあるんです。」
そう言うと少し寂しげな顔をした。
「でも、最近恐ろしいんです。」
「このまま彼が本当に死んでしまったら・・・」
「私はそのあと、どうなるんだろうかって」
「そう思うと、夜中に急に目が覚めてしまって、病院の彼に
無性に会いたくなるんです。」

淡々と語る女の言葉を聞くと母親は決心したように女に話をはじめた。

「何度も迷って、結局今まであなたに話すことができなかったことがあるの」
母親は、病室で息子につながった点滴のチューブの絡みを治しているナース
をちらっと見て言った。
「ここではちょっと。明日、あなたの仕事が終わったら、何時でもいいから
ホテルに来てくださる?」
「あなたさえよければ、受け取ってほしいものがあるの」
女はいぶかしく思いながら「はい」と小さく答えた。


私って、結局何書いても「女」のことしか書けないんだわ~って今更実感・・・
いよいよ次回は最終回ETUDE 13です。6ページ分なので、とっても短いです。
皆様・・・コメント欄で会いましょう!(あ!無理やりではないですから!)

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by juno0712 | 2007-05-24 22:17 | 創作・ETUDE

ETUDE ⑪

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「脳挫傷」

「脊髄損傷」

「植物状態」

「・・・・快復の見込みは・・・非常に難しいと思います。」

事故から一週間が経ちLは外傷の大手術を終えた。
医師はあえて事務的にLの事務所の社長に報告をした。
彼のとなりにはLのマネージャー、
その後ろに「どうしても同席させてほしい」と
要望し、部屋のすみのほうに女が座っていた。
女を支えながら彼女のマネージャーが心配そうに女を見ていた。
女は精神的にまだ目の離せない状態だったが、
落ち着いてちゃんと聞けるなら、という
条件で同席を許してもらえたのだった。

女は医師のことばを無表情で聞いていた。

あの夜・・・
Lを追って家をはだしで出て行った。
道路にペタンと座り込んでしまった女に気づき、
車を止めると舌打ちをしながら
女のところに歩いてきた。
そして泣きながら女が言ったことばに彼は・・・
振り向いて何かを女に言おうとした。

その時、深夜の人気のない通りに無灯火で突っ込んできたワゴン車・・・
居眠り運転だった。


そこまでの記憶しかなかったが
女はなぜ自分の倒れている場所が道路の端だったのか、まったく覚えてなかった。
男が自分を咄嗟に追いやったのか?
それとも車が彼にぶつかった瞬間、自分が道路の端に飛ばされたのか
それもわからなかった。
意識を取り戻し、病院の天上を見ながら、「自分の身に何が起こったんだろう」
とぼんやりと考えていた。

顔の横や、腕や足に擦り傷がたくさんあった。
ベッドを起き上がろうとしたとき体中に鈍い痛みが走った。
女はギブスに覆われた右足に気づいた。

マネージャーが彼女の体を支えると女ははっとして言った。
「彼は?Lは大丈夫?」

マネージャーは彼女をなだめるようにしながらベッドに寝るように言った。
「彼は?彼はどこなの?」
マネージャーが口を開いた。
「M・・・Lさんは・・・君と一緒にこの病院に担ぎ込まれ・・・重体だ・・・」

「え?・・・」

その時、意識を失う直前に聞いた急ブレーキの音を思い出した。
一瞬のいねむり運転だったと状況を説明するマネージャーのことばは彼女の耳には
入っていなかった。

「お願いです!私をLのところに連れてって!お願い!」
女はマネージャーに向かって叫んだ。
興奮状態の彼女を見て、マネージャーはナースコールを押し、すぐにナースがやってきた。
彼女に鎮静剤を注射し、3人のナースが興奮状態で叫び続ける彼女の体をベッドに押さえつけた。
あれから、女は同じ病院内にいる男のところに行くことを許されないまま
毎日ベッドで泣きながら男を思った。

やっと男に会うことを許されたのは事故から一ヶ月がたった頃だった。
女は松葉杖をつきながら男の眠るICUにマネージャーに連れられて行った。
ICUの一角で男はいくつもの管につながれ、頭には包帯が巻かれ、心電図のモニターが
ただ、眠っている彼が生きているということを示していた。

不思議なくらいきれいな顔をしていた。
その顔にはほとんど傷がなく、
医師の言うとおり、見た目は静かに眠っているようだった。
6年もつきあっていたのにはじめて見る彼の寝顔だった。
女は静かにみつめていた。

二人が担ぎこまれて事故が公になったことがニュースで大々的に報じられ、翌日から
芸能コーナーを何日もにぎわすことになった。
業界では噂の立ち始めていた二人だったが、Lの女性に関する絶えない噂もあり、それまでは「本当につきあっているのかどうか」は誰にもわからなかった。
それが、あの事故によって、いろいろな事実と憶測がマスコミをにぎわした。
その事故現場のすぐ近く、マンションの裏手の瀟洒な一軒家を隠れ家のように
女が住んでいた事実。
そこで男との逢瀬を重ねていた?という憶測
事故の時に、下着もつけずに女が部屋着で、はだしのまま道路に倒れていた事実。

男が車から降りて道路にぺたんと座る彼女を起こそうとしていた・・・という数少ない
証言がすべてを物語っていた。
「二人は恋愛関係にあった」
メディア全体が二人を話題にして騒然となっていた。
男の様態が致命的なものであり、仕事への復帰が100%不可能となったことで
彼のファンは女を責めた。
「MのせいでLは事故にあった!」
「Lが切り出した別れ話に女がああいう行動に出て、結果的に彼を再起不能にした!」

もちろんMのファンも同情を持って様子をうかがっていたが、
あの「ETUDE」の撮影中何度も話題になった二人のベッドシーンを思い出すと
この噂を否定する要素はまったくないように思えた。
実際にはLにはM以外につきあっていた女優は多かったとは思うが
今、Mが受けている社会的制裁を考えると
それを名乗りでるのはあまりにも無謀だった。

激しいスキャンダルの中でMは一瞬にして仕事をすべて失った。
出演の決まっていた映画も、CMも雑誌の取材も、
すべてキャンセルとなった。
事務所の社長は彼女をかばいたくてもかばいきれない
ゴシップの渦の中でもがいていた。
本当はどうなのか?それを今のMにたずねても
意味がないことだった。

Mは仕事を奪われ、Lは植物状態という現実。

Mは自分がスキャンダルの渦中に居ながらも、
まったく仕事のことを考える余裕がなかった。

そして自分の気持ちが少し落ち着き、松葉杖でしっかり歩けるようになると
医師から許可をもらい
毎日ICUの彼のところに行った。
事故から一ヶ月が経っていた。
一人の女性が横たわる彼をみつめていた。
その女性は背後に人影を感じると振り向いて女を見た。

「あなたが・・・Mさん?」

女は彼女がLの母親であることに気づいた。

きれいな茶色の瞳。
すっきりした鼻梁。
かれの面差しを感じさせる品のいい女性だった。
事務所の社長からLの母親がアメリカの大学病院の精神科の医師をやっていることは
先日 聞いていた。

「はい・・・」
「弁護士から聞いてます。あなたは・・・息子が事故に会う直前まで
一緒にいらした方ね・・・」
「はい・・・」
「少し、お話してもいいかしら?」
詰問する様子もなく取り乱す様子もなく、母親は落ち着いた表情で女に言った。

女も静かに答えた。
「私もお願いがあるんです。」

病院内のレストランで二人は向かい合い
母親は改めて簡単に挨拶し、女に椅子に座るように促した。

「単刀直入に伺うけど、あなたは息子と恋愛関係だったの?」

母親は医師という職業なのか、きびきびとした印象があり、
警戒、詮索、牽制もなくストレートに女に質問した。
女はとまどった。
私たちの関係?
6年間の関係?
何が残ってるんだろう・・・
ぬくもりを求めても拒絶され
男の孤独を癒したいという思いも
彼に伝えたことは結局一度もなかった。
それが彼を傷つけるような気がして・・・
抱かれたときの一瞬の幸せ、快楽のあとのむなしい余韻と
つきあげる寂しさ。
ただ・・6年間彼の思うまま、彼に所有されつづけただけ。。。

女は口を開いた。
「私は・・・Lとは長いつきあいでしたが・・・」
「私の彼への思いと、彼の私への思いはお話にならないほど
かけ離れてました」

「私は彼を愛してましたが・・・
多分彼には愛はなかったと思います。」

女にしては今、この状況で自分を偽ってもしょうがない、
母親に責められ、罵倒され、髪をつかんで振り回され
「息子を元に戻して!!」と絶叫されてもしょうがないのだ・・・
そう思うと今、自分をかばうようなことは言う気はなかった。

母親は正直に語る女を冷静に見つめた。
そして自分の息子が女を6年間も拘束しておきながら
この女に「彼からの愛はなかった」と言わせる息子の
つきあい方を思うと心が痛んだ。

「あなたは息子から私の話を聞いたことある?」
女は首を振った。
「それを話すととても長いけれど・・・
私はもう20年も息子とは会っていませんでした。
彼を捨ててから20年も経ったわけね・・・」

「まぁ、今日はその長い話はする時間がないけれど、
息子があなたをどんな風に扱ってきたのか、もしかしたら
私のせいなのかもしれないわ・・・」

「謝らなければいけないわね・・・」

女は一度も聞いたことのなかった男の母親の
少し寂しげな顔をみつめた。

沈鬱な間に少し耐え切れなくなって女は口を開いた。

「お願いがあるんです。」
「Lの看病を・・・させてもらえませんか?」
「今の状況・・・ICUからも出られない状況ですが・・
もし出られたとしたら、きっと長い闘病生活になりますよね?」
「私にその世話をさせてほしいのです。」
「私は彼の妻でもなく、赤の他人です。」
「本来であれば、たまにお見舞いに来るくらいしか
許されない立場です。」
「でも・・・」
「彼のそばにいて、彼の世話を・・・彼を見守っていたいのです」

母親は女の語る言葉の意味を女の表情を見ながら探ろうとした。

(息子に対しての償いのアピール?)
(物を言わぬ寝たきりの者に対して介護するのが
どれくらいむなしいものかこの人はわかってないんだわ)

精神科の医師として冷静にみつめた。

(息子に対してのケアをすることで自分を納得させようと
してるとしたら・・・)

(この人にとってはこのプロセスは必要なのかもしれない)
(息子との別れのためにも)

母親は言った。

「あなた、さっき、息子からの愛はなかったと思うっておっしゃったわよね?」
「それなのに、なぜ?」
「正直に言って、結果的に今回の事故のことであなたは仕事も奪われ、
これからの保障もない状況よね?」
「息子をにくむんだったらわかるけど、どうして?」
母親はきっと、罪滅ぼし・・・というつもりでこの女が
看病をしようと思っているのだと思った。

女は自分の前に置かれたコーヒーカップを見つめながら言った。
「自分でもよくわかりません。」
「彼が事故に遭い、もう一ヶ月です。」
「彼はずっと静かに横たわったままです。」
「私のせいで彼の人生を奪ってしまったこと・・・
これは紛れもない事実です。」
「でも、私、ここ数日、毎日彼を見ていて・・・
今までで一番心が落ち着いているんです。」
「眠ってる彼の表情があまりにも穏やかで
その彼を見ているととても幸せな気持ちになるんです。」

母親は黙って聞いていた。

「彼の心の奥底に深い孤独があるような気がしていましたが、
事故の前まで、どんなに彼の心に添いたいと思ってもそれは叶いませんでした。」

「だけど今は違います。何もできない彼・・・
彼が誰かにすべてを依存しなければ生きていけない状況、
おかしな話ですが、はじめて彼を私が所有している感覚なんです。」

(あなたは息子に復讐でもしたいの?)

母親は女の言葉を聞きながら自分の息子の状態が重篤なことも一瞬忘れて
苦笑してしまった。
そして言った。

「Mさん、あなたが、純粋に罪滅ぼしで介護しようと思ったのか
それが息子への愛なのかわからないけれど、それじゃ
あなたに彼の介護をお願いしてもいいかしら?」

女はその言葉を聞いて目を輝かせた。

「ヒトツ条件があるの。」
「『息子のお世話をする人』として私があなたを雇う、ということであれば
あなたにお願いします。」
「専門的なことはドクターやナースに任せることになるだろうけれど、
あなたが息子と一緒に毎日を過ごしてくださるのであれば、
こちらからお願いします。」
「報酬はお支払いします。」
「それが条件です。」
こういって母親は言葉を締めくくった。

「そうそう、こんな状況だから、
今は無理かもしれないけど
あなたは、女優としての仕事があるのならば、
もちろん仕事に行かなきゃだめよ」
「自分の生活も考えなくてはね」
「そしてまた仕事が終わったら息子のところにもどってきてあげてください」

女は母親の許可を得ると翌日から一般病棟に移った男の病室で
一日を過ごした。
専門的な看護であれば母親の手配したベテランのナースが
いたが、女はそのナースに植物状態の彼に女ができるすべてのことを
ひとつひとつ教えてもらいながら、習得していった。



ETUDE 12はこちらから~
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by juno0712 | 2007-05-24 21:55 | 創作・ETUDE

感謝!


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皆様、ありがとうございます。10話をUPしたものの、あまりの生々しい描写に引いてしまうのでは?ととてもコメント欄をもうけることができませんでした。実は、このETUDEのUPをはじめてから、訪問者数が増え、更新した翌日のアクセス数が急増する、という今までにはなかった現象を楽しんでおりましたが、昨日のアクセス数は、なんと5132!!ブログランキング18位となっておりました・・・ETUDEを始める前は100位以内には入ったことなかったのに・・・10話のUPは私にとっては挑戦のようなものでしたが、このアクセス数を見て、皆さんが興味を持ってくださっている・・・ことに勇気付けられほっとした次第です。びくびく恐れていた私に携帯やPCにメールを下さった方々、本当にありがとうございます。感謝です。
続きは修正しない・・・ 
と言っておきながらやはり、ラストを若干手直ししております。カテゴリーですでにわけてあるように13話でおわりです。次回は11、12話を同時にUPしようとおもってます。切りたくなかった12ページを一話分にするのは可能なのですが、携帯からだと、その長さは全部読めなくなる可能性あるので・・・もう少しお待ちくださいね・・・あ!最後に・・・もうエキセントリックな内容はありません。テンションの少しさがった内容になってしまってますが・・・最後までおつきあい願います。感謝!

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by juno0712 | 2007-05-23 06:35 | 創作・ETUDE

ETUDE ⑩



待っていてくださった皆様、こんばんは。やっと、やっとの思いで10話をかきあげました。シカシ 今回はまた警告文を出さなければいけないかも・・・?9話まで読んでくださった方ならばもう免疫はできているでしょうか?伏字のオンパレードでございます。え?アブノーマル?めっそうもございません!ただ・・・精神的にどうかと・・・

今回はETUDEの最後の山場と言いましょうか・・・その割にはありがちな展開ですみません。この10話の続きはもうA4 18ページが書きあがっております。多分修正しません。なので、推敲、誤変換、誤字脱字、ちょっとチェックして(今までもたくさんあるんだけど)今度こそ、サクサク行きたいものです・・・

10話からはコメント欄をもうけません。どうしても!という方は、携帯か、PCメールにお願い致します。ご批判もあるでしょう。それらは最終話でお願い致します。(最終話はコメント欄ありますから)

こちらから~
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by juno0712 | 2007-05-21 22:51 | 創作・ETUDE

ETUDE  ⑨



皆様、今真夜中でございますが、私、ものすごい集中力で劇中劇書き上げました。ほんとはあと一話でおわってたはずなのにまたまたながくなってしまい結局2つにわけることにしました。
5月16日、8話と9話UPしてます。
とりあえず道案内 ETUDE ⑧はこちらから〜


SCENE 18

寝返りをしたジニョンは何気なく伸ばした自分の隣の空間が冷たいことに
気づいて目を覚ました。

はっとしてまわりを見渡すジニョン。
イーゼルに架けてあったジニョンのETUDEは数枚 一緒にきちんと整理され
テーブルの上に置かれてあった。
何かが違う・・・
ジニョンはいやな予感がしてベッドから起きだしテウンの名前を呼ぶ。
一部屋しかないテウンの部屋にはジニョン以外には人のいる気配はなく
シーンと静まり返っている。
午前三時・・・
自分がテウンのアパートに来てから2時間が経っていた。

ジニョンは以前ベッドでつぶやいたテウンの言葉を思い出す。
「一枚の作品が認められたらもう死んでもいい」
「長生きはしたくないんだ」
(テウン!)
(死のうとしてるの?)
(あなたはまだ一枚も作品を作ってないでしょう?)

ジニョンはまだ冷たい夜風を感じる四月の漢江に向かってタクシーに乗る。
テウンの行きそうな場所・・・
彼の言葉・・・
「都会はきらいだけどあの河を見ていると落ち着くんだ・・・」
タクシーを降りてジニョンは走り続ける。
足が痛くても寒くても息が切れてもジニョンはあきらめるわけにはいかなかった。
(テウン!私をひとりにしないで!)
一時間ほど探し回っただろうか・・・

幾つ目かの漢江の橋のたもと。

テウンが「オアシス」と呼んでいた水草の生い茂った場所につく。
そして橋の影にジニョンは誰かがゆったりと足を投げ出してすわっているのを見つける。
(テウン?)
微動だにしないその人影は近づいていくとまちがいなくテウンだった。
「テウン!」
ジニョンはぴくりとも動かない彼を見て歩みを止めた。
「テウン・・・」
小さな声でつぶやく。
血の気のない顔で目をつぶって動かないテウン。
ジニョンは彼に駆け寄る力が抜け、その場で座り込んでしまう。
(テウン・・・どうして?)
(なぜ?)
(私をひとりにしたの?)
(やっとあなたのところに来たのに?)
涙がこぼれてくる。
その涙は段々嗚咽に代わり、ジニョンはよろよろとたちあがると
テウンのところに近づいた。
泣きながらテウンを抱きしめるジニョン。
夜露ですっかりテウンの洋服は濡れている。
(テウン・・・)

「ウ…ン…」

はっとするジニョン。
「テウン!」
「生きてたの?!」
眠そうに目をあけてテウンはぶるっと震える。

緊張と安堵

ジニョンは泣きながら叫ぶ。

「なぜ私を置いて行こうとするの?!」
「なぜいつもひとりで考えるの?!」
「そんなに死にたい?」
「私と二人で生きてみたいって考えないの?!」
「幸せになれるかもしれないって少しだけでも思えないの?!」
「ばかよ!死のうと思うなんて・・・」
ジニョンは流れる涙をそのままにして叫んだ。
そしてテウンの胸に顔をうずめて泣き続けた。

テウンは自分の胸で嗚咽しているジニョンの暖かい体温を感じた。

「死のうとした・・・」
「自信がなかったんだ・・・」
「俺はもう何年もこういう暮らしだ。」
「君の思ってる幸せは俺には与えてあげられない・・・」

ジニョンはテウンの胸から離れると
彼の首の後ろに手をまわし
全体重をかけて自分の方に引き寄せた。
そしてテウンの背中をやさしく撫でながらささやいた。

「大丈夫・・・大丈夫よ。テウン・・・」
「私、やっと幸せみつけられたんだもの」
「今度は私があなたを幸せにしてあげるから」

涙を止めて、ジニョンはテウンをみつめた。
テウンは上目遣いでジニョンを見ながら
照れたようにほほえんだ。

深夜のロケ。
漢江の河口はまだ寒かったが
ジニョンのテウンへの熱い思いを皆、スタッフは感じていた。

SCENE20 Dissolve(オーバーラップ)

実際 それからの二人の生活は大変だった。
ジニョンの別れた夫が言っていた通り、
彼女ははじめて経験する「貧乏な生活」に
日々とまどったが、不思議とそれを不幸と
感じたことはなかった。

生活は苦しく、テウンは美術教室の臨時講師を掛け持ちしたり、
ジニョンも手先の器用さを利用して
オーダーメイドの韓服の刺繍を請け負う仕事をもらうように
なった。

数年後、二人の間に愛娘ミヌが生まれると、ジニョンは今までのようには
働くことができなくなり、すでに画壇で活躍していたテウンの友人の
キム・ジハンに大いに助けられたりもした。

キム・ジハンはテウンとジニョンがはじめて出会った個展で
開催されていた水彩画家だった。
彼はずっとテウンの才能を業界で唯一信じてくれている画家だった。
妻と愛娘を一人で支えるテウンを、経済的に
援助してくれた。

ミヌは幼児の頃からテウンが絵を描いている足元で
一緒にいたずら書きを楽しむような子だった。
テウンが集中して描いてるときに限って
「アボジー、見て〜」
そう言ってはきれいな色を重ねた丸や、多くの線や
点々の書かれた「絵」を父親に見せては褒めてもらうことを
ねだった。

ミヌを寝かしつけながら、添い寝をしていたジニョンは
疲れて一緒に寝てしまうことがよくあった。
ある晩、ジニョンがミヌにいつものように
眠る前の童話の読み聞かせをしている声が
ふと聞こえなくなったのに気づき、テウンはベッドに近づいた。
ジニョンはやはり今日も疲れてミヌと寝てしまったようだった。
テウンは彼女に毛布をかけてあげなげら
彼女の胸の中ですやすやと安心しきって眠っているミヌの顔をみて
思わずほほえんだ。

しばらく二人をみつめると、はっとしてスケッチブックを取り出し
二人を無心にデッサンしはじめた。

ラストシーン:新聞記事をインサート

2007年5月16日の朝鮮日報藝術欄
「第43回韓国水彩画公募大賞」

大賞:カン・テウン 「幸福なまどろみ」

二人が結婚してから9年が経っていた。



「カーーーーット!!!」
「お疲れ様〜!!」

撮影を全工程終えると、監督が花束を持って二人に渡した。
スタッフは皆、暖かい拍手をした。
男は余裕をもってこの貧乏な画家を過剰な演技を
しないように努力しながら完璧にこなし、
女は、はじめてのベッドシーンのみならず、
テウンを愛してしまう人妻を清楚で無垢、同時に
本当の愛を知ってから主体的になってくるジニョンという
キャラクターを完全に自分のものとして演じきった。
スタッフの暖かい拍手に包まれながら、女は自分が
これほどまでに役にのめりこんだ日々に思いを馳せた。


監督は二人に拍手を送りながら思い出していた。

撮影が中盤に差し掛かった頃、女は「監督に話しがあるから
時間をとってほしい」と言ってきた。
監督はある日、撮影所に隣接している喫茶店で女と待ち合わせをした。
女は切り出した。
「監督。テウンが自殺してしまうのは納得できないんです。」
「どうして彼は死んでしまうんでしょう?」
「ジニョンという愛する対象がいるのにどうしてでしょう?」
「私、こんな気持ちでラスト、演じる自信がないんです」

監督は尋ねた。
「じゃあ、君だったらどんなラストがいいと思うの?」

女はすぐに答えた。
「自殺させちゃだめです。実際のお話はそうだったのかもしれませんが
この二人はずっと生きていかなくちゃ!」
「苦労しても二人で生きていく・・・そういうラストにすべきだと思うんです。」

監督は思わず苦笑した。
「実はね。Lにこの映画の出演交渉のためにアックジョンで数日
彼と会ったとき、彼も同じことを言ってたんだ」
「え?」

実際にはLが監督に伝えたのは、この女が自分の感性で感じる、
「人間としてどうありたいか」という部分ではなく、
脚本の内容が、テウンの自殺をあまりにも短絡的に表現していて
整合性がとれない、というベテランらしい見解だった。
自殺で決着をつけるラストよりは、二人で生きることを選択し、
その結果の生活の苦労などを織り交ぜたほうがよりリアルじゃ
ないか?と男は監督に提言していたのだった。
実際の話では自殺するまでのプロセスがいろいろあり、
現実の画家は精神を病んでいたことも原因のひとつだったため
それらを説明するにはあまりにも時間が長いし、織り込みすぎても
冗長なだけだ、と男は監督に言った。
「M、そんなわけで。このラストはまだ脚本家にその趣旨を伝えて
今 書き直しを命じているところなんだよ」
監督がそういうと女は嬉しそうにほほ笑んだ。

監督は思った。
(Mは今でもLとつきあっているんだろうか)
(まじめで、人生に対してきちんとしていたい・・・あたかも
そんな思いさえもMには感じる)
(M・・・君じゃLは手に負えないよ・・・)


女は家に帰ってもなかなかジニョンから抜け出すことが
できなかった。
テウンを愛し続けた数ヶ月がまだ自分の心に
ずっしりと残っている。
そして自殺しようとしているテウンに向かって思わず
叫んだせりふはまさに女の心からの表現だった。

男を癒したい・・・
男の心に孤独があるなら
私に吐き出してほしい・・・
そう思い続けて来た感情をすべてテウンにぶつけて
演技してきた。
擬似恋愛・・・
確かにその通りだった。
女は無性に男に会いたくてたまらなかった。

男は相変わらず女の家に来ることはなかったが
かわりに別の女優と密会を続けているようだった。

男を忘れるためにどれくらいつらいのか?
どれくらいかかるのか?わからなかったが
もう、自分のところには来ないだろうと
思っていた。
そう思うと、急にさみしくなって
撮影の時に交わしたちょっとした会話や
演技のために自分を叱咤する表情や
テウンとして自分に愛をくれた数ヶ月間を
思うと涙がこぼれた。

(ジニョンはあんなに強くなれたのに
私はだめね・・・)
女は自嘲ぎみに笑った。


クランクアップすると、次々とプロモーションの
日程が決まった。

まず最初に、大きな会見があった。

一月ぶりに男と顔を合わすと
二人はゆっくり会釈した。
男はすぐに次の映画の出演が決まったらしく
この映画のプロモーションと次の映画の撮影で
忙しいことになる、と監督に話していた。

会見が始まった。
あと一ヶ月で劇場公開を控え、
「ETUDE」は撮影中から話題作だったために
予想以上に集まった記者達から、沢山の質問が飛んだ。
質問はまず監督、次に主演の男に振られ
次に女に質問が飛んだ。

「Mさん、今回の作品、かなり衝撃的なシーンも
あったと思いますが出演してみていかがでしたか?」
「Mさんはこういう愛の形は理解できますか?」

女はマイクを持って答えようとした。
すると張り詰めた糸がぷつんと切れるように
突然涙が溢れてきた。
自分は記者の質問に答えたいのに
それもできずに嗚咽している。
涙を我慢しようと思えば思うほど
しゃくりあげてしまいそれは止まりそうもなかった。

会場が騒然としてきた。

男は下をみつめたままチラッと女を見る。
一瞬彼は眉間に皺をよせ、ちいさくため息をついた。

嗚咽している女の横で男はゆっくり自分の前の
マイクを手にして話し始めた。

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presented by bumom

「彼女が泣いていることに皆さん、驚かれたかもしれません。
私の代弁が彼女の気持ちをどれだけ表すのかわかりませんが、
数ヶ月一緒に彼女と撮影をともにし
彼女について感じたことをお話します。」

突然の女の涙、その直後の男の発言に
記者達は一斉にひな壇をみつめた。

「今 思えば彼女がこの映画に出演することを
決めたことには大変な決意が必要だったと思います。
はじめてこういったハードな役に挑戦することも
彼女にとっては大変なプレッシャーだったと思いますし
まして、誰もが経験することができないような
ある意味特異な愛なわけですから。」

「私がこのシナリオを読んだとき、自分の中では
こういった不倫について、経験はなくても
俳優として、とても興味を感じました。
そして、ヒロインを誰にするかと監督に言われたとき
私はすぐに彼女の顔を思い浮かべました。
彼女の演技力は認められてましたし
私も、出演したドラマや映画でそれを感じてましたが
たとえ自分が経験してなかったとしても
彼女も私と同じく、こういった役を演じてみたいという
仕事への欲望から、きっと受けてくれるだろうと
思いました。
役者としての欲、好奇心・・・これを彼女から強く
感じていましたから。
ただ、あまりにもハードな部分があっただけに
彼女がOKを出してもまわりの思惑で承諾して
くれないかもしれない・・・
心配はそれくらいでした。
実際カメラの前で裸になること自体彼女にとっては
大変なことだったと思います。
リハーサルの最初から、彼女は悩み、苦しんで
いました。
でも私はあえて彼女に優しいアドバイスもしませんでした。
結局 それを乗り越えるのは彼女自身ですから。
悩みながらも、彼女は自分なりにこのヒロインの
役をつかみ、それからは、この役にのめりこむように
カメラの前で演じるようになりました。」
「何が彼女の迷いを払拭させたのかはわかりませんが
多分、彼女は私が想像していたとおり
根っからの役者なんだと思います。」
「最後のシーンまで彼女は集中し、
私自身も、まわりのスタッフも
そんな彼女にたいして身のひきしまる思いがしました。
彼女がそこまでホンキで演技をするのであれば
まわりも一切手をぬくことはできない。。。と思いました。」
「映画の中で私と彼女はまちがいなく愛に溺れる
二人でした。
ある意味、私自身も何の遠慮もせず
ベッドシーンを演じることができました。
今おもえば役者として
私自身、これほどのめりこんだことは
久々でした。
きっと皆さんも映画を見てくだされば
それをわかってくださると思います。
役者二人がホンキで演技していることを・・・
わかってもらえると思っています。」

そして隣の彼女をチラッと見て、さらに言葉を続けた。

「彼女が思わず泣いてしまったこと、
それがどれだけ彼女が今まで
自分のキャパ以上に努力をしたか、
それをあらわしていると思います。
どうかそんな彼女に暖かい声援を
おくってほしいと思います。」

男の長いスピーチは参加した報道関係者を納得させるには
充分な内容だった。

若い女優のMが自分にとっては未経験の世界を
純粋な役者としての欲から出演を承諾し
先輩俳優のLはそれを少し離れたところで
暖かく見守ってきた・・・
そして女優Mを賞賛している・・・

その構図がまわりを納得させ、
Mが突然嗚咽したことさえ
好意的に理解された。

あれは役にのめりこんだ日々を思い出して
はりつめた糸がぷつんと切れたのだと。

それは一部はそのとおりだった。
ただ男が言ったことの中で違っていることは・・・

女は映画の中だけでなく、男を愛していること。
自分が男に対しての愛をみつめながら撮影の日々をすごしてきたこと。
そして・・・
男からは愛がかえってくることはないこと。

残酷だがそれが現実だった。

会見が終わると女は泣きはらした目で男に遠慮がちに謝った。

「ごめんなさい・・・私・・・」

男は振り向いてあっさりと言った。

「お前の涙で余計な憶測をされるのは
おたがい面倒だからな・・・」

男は付け加えた。

「感情移入しすぎて、ああいった席で
感情のコントロールできないって・・・
女優としては致命的じゃないのか?・・・」

嘲笑しながら去ろうとして、男は思い出したかのように言った。

「今晩行くよ。お前を抱きに」

女はぼうぜんとしながら、男の後姿をみつめた。

皆さん、覚えてますか?ここでETUDEイントロにつながるんですよ〜「それがお前の考えたシナリオか?」「やろうか・・・そのシナリオどおりに・・・」ってね・・・どSシーン・・・すでに息切れしてます。このシーンはまだ白紙なんでもうちょっとまってくださいね。それが終わったらラスト18ページはすでに書きあがっております。。。

実はこの劇中劇、本編にもあったように当初は「自殺してしまう画家」の話だったのです。書いてるうちに、やはり死んでしまうのは短絡的だなと思いながら頭を悩ましていたところ、haruさんちの彼、うさるなさんちの彼、ちろぱろさんちの彼、そしてとどめはsuikaさんちの彼、つまり「幸せになるために生きてる」これに痛く感動してしまいまして大幅修正したのでした。ほんと、頭がはげそうに悩みました。どうすれば?テウンとジニョンはどうなれば納得できる?あれは?いや、くさすぎる!それは?いや、冷静すぎる・・・などなど考えた結果とてもシンプルな結論になったのでした。単純な話になってしまった感があり、ごめんなさいね。え?本編のLはどうなるかって?う〜ん・・・
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by juno0712 | 2007-05-16 02:07 | 創作・ETUDE | Comments(62)

ETUDE ⑧

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SCENE 8

はじめて二人で愛をかわしてからジニョンはたびたびテウンのアトリエに
来るようになる。
そして何度も体を重ねる。
心の孤独を隠そうともしないテウンに
自分の中の孤独には蓋をしてきづかないフリをしているジニョン。

「君はずるいな・・・」
「俺の心に入り込んできたくせに・・・」
「君の帰る場所はやわらかい繭の中だ」
愛を交し合った後、テウンはジニョンの頬を撫でながら言う。
「どうしてそう思うの?」
何も答えないでそっとジニョンの唇にキスをするテウン。
「俺は長生きしたくないんだ」
「え?」
「絵が一枚でも認められたらもう・・・死んでもいいと思ってる」
「だめよ。テウン。もしあなたの絵や彫刻が世の中に認められたら
それからでしょう?」
「画家、彫刻家としてもっとあなたの作品を作っていかないと」
「じゃぁあなたを長生きさせるためには、ずっとずっと入選しないほうが
いいってこと?」
テウンのたくましい腕で強く抱きしめられながら
二人は笑いあう。
笑いながらジニョンはテウンの心の中に巣食う
深い悲しみを感じ取る。
(生きることに執着もせず、ただ一枚の絵が世の中に認められたら
死んでもいいだなんて・・・)
(自分が生まれてきた意味を確かめたいの?)
ジニョンはテウンに惹かれながらも、本当の彼の孤独を
他人事のように考えてる自分に気づいてはっとする。
ジニョンは急に恥ずかしくなって
テウンの裸の胸の中に顔を摺り寄せる。
何も言わずに抱きしめあっている二人に訪れる静かな時間。
惹かれあって離れたくないのに、心の奥底までは
分かり合えない。
ジニョンはテウンに対しての後ろめたい気持ちを感じながら
テウンを癒したい・・・と思うようになる。


「CUT!OK!」
このシーンは何度も何度も撮りなおしをさせられた。
テウンのせりふ
「俺は長生きしたくないんだ・・・」
このシーンになると、女は涙が止まらなくて
何度も撮影を中断した。
そのせりふを言うテウンの寂しげな表情が
まるで現実のもののようで
生き急いでいる男のようで
こらえきれなくて涙が出てくるのだった。
周りの誰もが女の心にそんな思いがあることはわからなかった。
監督は何度も厳しく女を叱った。
「M!感情の入れ所が違うだろう?」
「その場所ではまだ、重くなられちゃ困るんだよ!」
何度もNGを出すと、男は露骨にいやな顔をした。
結局 このシーンに丸二日をかけ、やっと「CUT!」の
声を聞くと女はほっとした。


SCENE 13

ジニョンは胸に残るテウンの赤いしるしを
夫にみつけられてしまう。
毎日忙しく、政界に対しても野心のある夫とはほとんど
SEXのない生活をしていた。

夫は相手が誰なのかを部下に調べさせ、
売れない画家だと知るや、妻を蔑んだ。
そして無理やりジニョンを抱こうとするが
彼女は激しく抵抗した。

テウンとの穏やかな日々。
相手を愛し、思いやるその方法どれもが
ジニョンにとっては新鮮だった。
情事のあとでベッドで交わす他愛無いささやきや
ちょっとしたからかいもジニョンには幸せな光景だった。
運命の人とは結婚後に出会うこともあるんだ・・・と
神のいたずらを呪った。
そしてもしかしたらジニョンがテウンと一緒に暮らせば
彼は変わるかもしれない・・・と思い始めていた。
彼の心の中の深い孤独。

ジニョンの夫は言った。
「お前は生まれてから何不自由のない生活しか
したこともない。ぜいたくな生活に慣れきっている。
お前が愛だと思っているのは単なる幻想だ」
「単に欲求不満を少し解消する相手を求めただけだ」
「言っておくが離婚は何があってもしない!」
夫に何度離婚を言っても聞き入れてはくれず、
何度もなぐられては罵倒された。
ジニョンの夫の一番大事なことは「世間体」だった。

殴られて床に倒れたジニョンは、夫を見ないままつぶやく。
「ねぇ あなた・・・あなたは本当に人を好きになったことある?」
「あなたは私のこと、人形としか思ってないでしょう?」
「旅に出て・・・きれいなもの見て、おいしいもの食べて・・・」
「私・・・そんな生活しかしらなかった・・・」
「でも、今は違うの」
「そんな生活、今全部捨てても後悔しない」
「私の愛を誰かが必要としてるだなんて考えたこともなかった」
「テウンを愛してます」

ジニョンの夫はその言葉を聞くとかっとして
彼女を無理やり抱こうとする。
激しく抵抗するジニョン。
ジニョンの心は決まっていた。

助監督がつぶやいた。
「Mさん、テウンのこと、まじで恋してるって顔してますよね。」
監督が答えた。
「あ~ありゃ、ホンキだな」


撮影も3ヶ月が過ぎ、いよいよクライマックスが近づいた。
女はこの3ヶ月間、ジニョンになりきって
貧乏な画家のテウンを愛し続けた。
男が女の家に来ることはなかったが
今、映画の中のテウンしか目に入らなくなっていた。
女性スタッフ達も、今ではこの二人が本当に
つきあっているかどうかより、二人のこの切ない恋が
成就すればいいのに・・・とシナリオの内容を知っているにも
かかわらず願っていた。

SCENE 15
夫がジニョンに監視をつけるようになり、
夫に隠れてのテウンとの逢瀬も難しくなった。
テウンのアトリエに行けなくなってもう1ヶ月が経つ。
携帯電話も夫に没収され、ジニョンはなんとかして
テウンに連絡をとりたくていらいらする。
支配的な夫への恐怖心・・・
ジニョンは離婚を決意する。
夫の庇護がなければ何もできない自分がテウンを
癒すことができるのか・・・
女はこれまで生きてきて自分の力だけで
何ができるかをはじめて真剣に考えた。
テウンのために。

SCENE 16

ジニョンの来なくなったアトリエでテウンは
以前書き溜めた数枚のETUDEを取り出して
それをゆっくり眺める。
アトリエの真ん中でジニョンのETUDEに
指を這わすテウン。
一ヶ月前、ジニョンの夫の部下と名乗る人と会い
手切れ金を渡された。
「もう二度とテウンには会わない」
ジニョンが書いたという手紙を持って。

テウンはジニョンを描いたその中の一枚を選ぶと
イーゼルに昨日買ってきた荒めの水彩紙を取り付けた。
ETUDEの中のジニョンを思いながら
テウンは筆を走らせる。

誰にも否定されたことのないジニョン
誰をも否定することのないジニョン
ベッドで恍惚とした顔で吐息をもらすジニョン
自分の腕の中で丸くなって眠っていたジニョン
テウンの脳裏に思い浮かぶ数々のシーンを
いつくしむようにテウンは一心に筆を走らせる。
明確なラインはつけず、やわらかい色目を使い
ゆったりと自分にほほ笑むジニョンを
キャンパスに向かって描き続けた。

まわりのスタッフはそのシーンをだまって見つめた。

男の演じるテウンは、
頼りなく、芸術家にありがちな悲観主義をさりげなく漂わせ、
ジニョンを愛すれば愛するほど
自分は無力な非社会的な人間・・・
それに嫌気がさしていることを全編を通じて的確に演じていた。

その切ないまなざし。
せりふよりも雄弁な手の動き。
振り向きざまの無防備な顔。
そして何もまだ描かれていないキャンパスを前にしたときの
無表情なまま、静かに頬をつたう涙・・・

モニターの中の彼は、静かで悲しいのに、美しい横顔だった。
ジニョンのETUDEに指を這わす官能的な瞬間・・・

テウンは何枚も何枚も書き直しては、ついにそれを仕上げると
満足そうにほほ笑んだ。
そして「光」とタイトルを付け、
きれいに梱包した。


長いシーンだったが監督は一度でOKを出した。
フレームの中でヒトツのせりふもないまま
これほど雄弁に語ることのできる俳優がいるだろうか・・・
監督は思わず感嘆の声を漏らした。
「本当に Lという俳優は何をやらせても演じ切る・・・」
「監督として、客観的でなくちゃ行けないのに
ついついLの演技は見入ってしまうんだ」
「ただ、そんな瞬間を見れるってことはこの仕事の至福の時なんだが」
監督は助監督に向かってつぶやいた。
助監督は黙って聞いていた。


SCENE 17

やっと監視の目を盗んで家を出ることのできたジニョン。
真夜中、アトリエに急ぐと3ヶ月ぶりにテウンに会えた喜びで
二人は固く抱きあう。

貪るようにキスをする二人。

長い間キスを続けるとジニョンはいとおしそうに
テウンの頬を両手でなぜる。
「テウン・・・会いたかった・・・」
「会えない間 何してた?」
「毎日 君の絵を描いてた・・・」
嬉しそうにほほえむジニョン。
「一生の一枚を描きあげた」
「どんな絵?見せて」
「もう ここにはない」
「え?どうして」
何も言わずジニョンにほほえみを返すテウン。

ジニョンは言う。
「パジュへスケッチ旅行しに行きましょう。二人で」
「ああ・・・」
「毎日あなたはあの穏やかな風景の中で絵を描くの」
「幸せな絵を描いてるあなたを見たいの」
ジニョンは嬉しそうに話す。
夫に拘束され続けたストレスから開放されたせいか
ジニョンは何度もかわいいあくびをする。
テウンはジニョンを抱いてベッドに寝かせ
おでこにそっとキスをする。
「テウン・・・明日からずっと一緒よね・・・」
「ああ・・・」
安心しきった顔で眠るジニョンをみつめるテウン。

(ジニョン・・・君はあの繭へ帰らなくちゃだめだ・・・)
(俺じゃ君を幸せにできないから・・・)
(もう一生に一番大事な一枚を描いたから・・・)
(俺はもう・・・)

ベッドから離れるとテウンはアトリエを見渡した。
散らかった画材を整理し、イーゼルをたたんで棚の前に立てかけた。
そして部屋の隅の小さなキッチンの棚の奥から
小瓶を出して手に取りそれをみつめるとポケットに入れた。

スローモーションでドアが閉まる。
テーブルの上のETUDE の CLOSE UP

すみません。劇中劇、もう一話続くハメになっちゃいました。

ETUDE ⑨はこちらから~
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by juno0712 | 2007-05-16 01:59 | 創作・ETUDE

困った・・・

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arranged by Sileent (胸のD&G 消してます!ありがと!)

待ってくださっている皆様、こんばんは。

実は劇中劇の最終話を昨日、修正しはじめたら、まったく
先が見えなくなってしまいました。(劇中劇のおとしどころがない!)

ほんとにどうしましょう~

ほんとはサクサク行く予定だったのに・・・

ちょっと気になると全部気になるイヤナ性格。

思い切りテンション下がり気味ですが

放棄しないでもちろん書く予定です。

次の劇中劇、UPするときはサイレント画像別バージョンが
あるのでほっとしてます。

(ほんと、私、UPするとき画像さがしの旅からはじめなくちゃいけないから!)
(画像提供くださった皆様、ほんとに感謝してます)

それでは、もうちょっと?お待ちくだされ~
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by juno0712 | 2007-05-15 19:45 | 創作・ETUDE

日々の徒然にも脱力目線であれこれと。そしてびょんほん♪


by juno0712