人気ブログランキング | 話題のタグを見る

HOME ⑩

「それでどうなの?体調は。つわりとか?妊娠悪阻って言うのかな?」

子供を持たない玲子は自分の辞書にはない不慣れな言葉を使うことに少しの抵抗を見せながら言った。

「それがね。小さい頃からずっとひどい頭痛モチだったのに、妊娠した途端、まったくなくなった! 背中の痛みも。だから仕事ははかどるし、良い事だらけ!」
「フツウ つわりってのは体の中の異物に対しての拒絶反応とかって言うでしょ?」
「妊娠するまで、私 すっごくつわりがひどいタイプかなって思ってたのに、それがまったくないのよ。ほんとに快調なのよ」

「それも子供のおかげってわけか・・・」

「うん。そう思う」

ふ~ん・・・と言いながら小さくため息をつくと玲子は言った。

「羨ましいな」
「え?」

「あなたが羨ましい」
「子供を持てるあなたが」

「え?何言ってんの?玲子!あなたが子供を持たないことは自分で決めたことよね?」

「そうよ。結婚したとき、主人から一生子供を持たないで君と二人で過ごしたいって言われて」
「私、子供ってむしろ苦手だったし、弁護士の仕事もすごく頑張ってたし、その時の彼の申し出はむしろすごくありがたかった」
「だから二つ返事でOKしたのよ」

「弁護士の仕事してるとね。子供を自分の所有物にしてるような親とかもよく見るし、
離婚する夫婦見てても、あ~子供がいなければここまでこじれないのに。とか、かわいい子供をネグレクトする親もいるし。いやな面をたくさん見てきた」
「女は誰もが親になれるってのはやっぱり嘘なのよ。生めば誰でも母性が生まれるかってのはほんとに幻想」

「もちろん 子供を思う親にほだされて弁護がんばっちゃうことも多いけれど、最近は特に真逆なパターンの方が多いように思うから」

玲子は遠い目をして話を続けた。

「私の仕事だって苦労多くてもすごくやりがいがあったしね」
「仕事のために出張することもフリーだったしね」
「だからほとんど後悔なんて感じたことなかったのよ」
「だけどね・・・」

玲子は私の湯のみ茶碗を覗いてそれを手に取るとお茶っ葉を変えて改めてゆっくりお茶を入れなおした。

「ほら。前にPホテルで食事したでしょ?」
「そのとき来なかった美奈の話題が出たじゃない?」

「あー ご主人の事業が倒産して、今大変なのよね」

「そうそう 彼女 持ち家を売却して借金にあてて、それでも全然おっつかなくて今大変だって言う話よ。」

私はうん、うん、と頷きながら聞いていた。

「私 あの日の夜、ちょっと心配になって美奈の家に電話したのよ」
「そしたら彼女 意外と元気でね」
「少し安心したんだけど、様子聞いたらね」

玲子の淹れたお茶がおいしくてずずってすする私。

「あの松涛の豪邸からせま~い賃貸マンションに引越しして、ご主人は金策でかけずりまわってるし、彼女は子供と毎日 ダンボールの荷物と格闘してたんだって」
「毎日暗い顔して、自分たちの将来を悲観的に考えて思わずキッチンで少し涙が出てしまったらしい」
「そしたらね」

お茶を飲むのをやめて私は玲子の話を聞く。

「4歳のボクがね。あのご主人似の糸目のあの子よ」

「俊君だっけ?彼がね。ママ・・・泣かないで。ママが泣いちゃうと俊君も涙出ちゃうよってキッチンにたたずんで涙ぐんでる彼女の足元で、美奈を見上げてそう言うんだって」
「そしてその言葉言ったあと、俊君、ワンワン泣き出しちゃったんだって」
「それでね。毎日自分が暗い顔してて、それを子供がずっと見て心配してたんだなって思ったら もうかわいそうになって子供を抱きしめてごめんねごめんねって二人で泣いたんだって」

「・・・」

「そして涙を拭いて おやつを出してあげようとしたら引越ししてから一週間、子供におやつも出してなかったことに気づいたんだって」
「俊君もママに、おやつちょうだい!って言えない雰囲気悟ってて我慢してたんだなって思ったらますますかわいそうになって、落ち込んでいられない!って 思ったんだって」

「へぇ・・・」

「すごく逆境には違いないけど、頑張ろうって思ってるって」

「そうなの・・・」

「私さぁ・・・なんか負けたって思った」

「玲子・・・」

「自分で子供を持たないって決めたのに、それってすごく傲慢だったかなって」
「私、主人と二人で毎年クリスマスはカナダで過ごすのよ」
「白金の140平米のマンションに二人で住んで」
「もう 絵に描いたようなセレブな生活よ??」
「お互いの仕事も充実してるしね」

「それなのに、もしかして美奈の方が幸せかも?って思えちゃって・・・」
「私たち夫婦は今でもすっごくラブラブよ」
「だけど、子供を持ったとしたらどうだったかなって思った」

「人の幸せは人それぞれでしょ・・・」と言いかけたけど私はその言葉を言わずにココロの中にしまった。

玲子の気持ちが今はすごくわかったから。

「だからあなたが妊娠した・・・って聞いた時、ダブルパンチよ。置いてかないで~って感じ」
「あなたが言うホルモン的な欲求、本能・・・その時私も実感したのよね。子供のことを。もう遅いんだけど、はじめて後悔したわ」

玲子の夫は結婚後、彼自身が妊娠しない処置をし、彼女自身は特に何もしていないのだが
夫の精子はもう望めないことを考えれば 二人の子供を持つことは不可能だった。

「その晩、ベッドで彼の胸で少し泣いたわ」
「どうした?って彼、優しくて」
「彼には何も言わなかったけどね」

私は一言一言を噛み締めるように語る玲子の話を黙ったまま聞いていた。

「人は親にいっぱい愛してもらったように、自分も子供を持って、夫婦でかわいがってあげて、苦労もあるけど一人前にしてあげて・・・やっぱりそれが自然の形なんだろうなぁ」
「子供を育てる苦労を放棄した私だけど、なんか私 生きてく上で根本的なモノが欠如してるような気がするのよね」
「それに世間ってさぁ 子育てしてないのにわかるんですか?って言う視線あるしね」
「親ってだけで偉そうにしないでよ!って反発心あったけれど」
「親してる人は私には図りしれない苦労経験してるよね。私の経験しなかった分野だけど」
「誰かのために心配してあげて、苦労して、世話をして」
「そうやって乗り越えて絆深めてね。私たち夫婦はお互い仕事を思う存分やれてきたけど
それって経験しとくべきだったかな?って思ったのよね」

だまって話を聞いている私に慌てて玲子は言った。

「あ!ごめん。でも今の生活に不満はないわよ」
「多分、一時的な感情。多分ね…」

玲子は自分に言い聞かせるようにそう言った。

湯のみ茶碗をじっと見つめていた彼女は急に顔を上げて私を見て言った。

「麻里の決断、熟慮しました的にあなたは言うけど無謀には違いない」
「でも、羨ましいし、くやしいけど、応援するわよ」
「叔母として」

「叔母?」
「いったい いつの間に私の身内になったのよ!」

私達は大声で笑った。

普段あまり弱みを見せない玲子の、ふとした、それはありふれた感情なんだけど、ほんとのところを聞いて、有頂天になっていた自分を心の中で責めた。

(まったく私ったら・・・)
(出産をイベントみたいに・・・)

私は、少し恥ずかしい思いを感じながら下を向いてお茶を飲んだ。


「それで、いつ生まれるの?あなたのお子は?」
「うん。予定日は7月12日」
「ふぅん、かに座か~」
「男?女?まだわかんない?」
「もう男ってわかってるの」
「へぇ・・・男の子なんだ」
「生まれたら名前決めなきゃいけないね」
「うん。もう決めてるの」
「え?」
「憲」
「ケン?」
「憲法の憲」
「ふ~ん、憲ね・・・ねぇ もしかしてそれって??」

ふふっと微笑すると意味深な目で玲子を見た。

「うわぁ マジ?もしかして彼の一文字を取った?」
「そう」

「はぁ・・・」
呆れたように玲子は私を見た。

「私 あなたの彼、ホテルに迎えに来たあの時しか見てないけど、一緒に住んでてあなたをこんな行動に駆り立てるんだから相当な男ってことね」

「うん」

「そんないい男だったんだ」

「そうね」

「何がよかったの?SEX?」
ぷっと自分で笑いながら玲子は聞いた。

「うん。それも最高に上手だった」
「よく言うわよ」
「ほんとなのよ。この私が最高!って 思えるほど」
「テクニシャン?」
「う~ん・・・」

そう言いながら私は遠い目をしながら言った。

「それだけじゃなくてね・・・ジャンクじゃないのよ。優しいの。すごく」
「最高に幸せにしてくれるSEX・・・っていうのかな」
「すごく余裕なのよ。せせこましくないって言うか・・・」
「繊細だし、激しいし、めちゃくちゃ私を翻弄させるし」
「そうかと思えば思いっきり甘えてきたり」
「だから三ヶ月間の同居生活で、ほとんど毎日SEXしてた」
「へぇ・・・」
「それに彼、ずっと一人で世界中をまわってて、ほんの少し孤独な感じもあって」
「ちょっと私に遠慮してる感じがまたなんとも心地よくてね」
「あんなにSEXした仲なのに、私の領域に土足で入り込んで来ることはけっしてなかったのよね」
「でも、一人の生活が長いのに、私との同居生活は不思議なくらい気を使わなかったし」
「ごく自然に気遣いのできる彼だったな」

懐かしむような私を見ながらニヤニヤしながら玲子は言った。

「だからさ。あなた久々マジで惚れたんでしょ?結婚して!って言えばよかったじゃない」
「もう、また それなの?」
私は口をとがらせて言った。

「期間限定だったからなのよ。私たちが心地よかったのは」
「本質的に彼は優しい人だと思うのよ」
「でも、彼も多分 私と同じ。孤独を覚悟しながら一人で生きていくタイプよ」
「私たち、仕事の話しをちょっとして・・・あとはたわいない話ばかりしかしなかったけれど、彼、自分がこんなふうに根無し草みたいな暮らししてるから結婚するつもりはないんだって言ってた」

「そうなの・・・」

「でも私、単純に本能として子供が欲しくなったのは事実だけど、彼だから、子供作ろうって思ったのも事実」

「それって彼の身代わりか・・・」
「彼と別れるのがイヤだから子供だけほしい。彼の変わりにって言う感覚」

「そうじゃないってば!」

玲子は大きくため息をつくと、ふと腕時計を見て言葉を止めた。

「もう、時間だわ。行かなきゃ。これからクライアントと会わなきゃいけないのよね」

そう言いながら彼女は自分と私の湯飲み茶碗とお皿を手際よく片付け、それをシンクで洗い、バスケットに伏せた。

手をタオルで拭きながら 「またね。みんなには元気だって知らせておくから」

そう言ってジャケットを羽織った。
玄関まで一緒に歩いて 彼女がHIROFUの新作の靴を履くのを眺めていた。
そして玲子は振りかえって言った。

「ねぇ麻里、あなたきっとバチがあたると思うわよ」

「え?」

「そうはうまく行かないってことよ」

「そうかな」

私はその時は玲子のその言葉が何を意味するのか深く考えはしなかった。
その後 私を困惑させることが起ころうとはこの時の私は想像さえもしていなかった。

それからも私はいつもの頭痛から完全に解放され、鬱々とした気分に陥ることもなく至極平和に暮らした。 

片岡は私が妊娠したことを知ると写真家の彼に対してひどい悪態をついていたが、私がそれに対して何も説明しなかったことと、ここのところ、ひどく幸せそうにしているのを見て、何かを悟ったらしく、それ以上何も言わなかった。

たまった仕事を順調にこなし、少しずつ大きくなるお腹の中の息子は元気よく私の横隔膜を蹴り上げ、気恥ずかしいほどの妊婦の幸せを噛み締めていた。

以前 玲子がうちに来て、妊娠したことを友人達に伝えた直後、子供を持っている彼女たちから次々に荷物が届いた。

新品の産着。肌着。
彼女の子供達が来たおさがりのベビー服。
出産が7月と知って、夏用の新生児用のカバーオールも何枚もあった。
新品の哺乳瓶数種類。
おかしなことに友人それぞれが自分の推奨するブランドがあり、それはドクターぺッタやらピジョンやらヌークやら様々なものが彼女たちの説明書つきで届けられた。
それに先週、美奈の夫が大きな籐のベビーベッドを車で私の家まで届けてくれた。
りっぱな作りのものだったが、大物はすべてリースで済ませようとしていた私は苦笑しながら添えられていた彼女の手紙を読んだ。

「麻里。おめでとう!あなたの勇気ある決断に乾杯!
今の私にはあなたに新品をあれこれ買ってあげられる余裕がないけれど、うちの子供が使っていたベビーベッドを貸してあげます。
うちの俊が使ったものだけど、きれいに使ってあるからね。
このベッドね。皇室に献上されたものと同じものよ。
あなたのベビーがこのベッドですやすや眠る顔を新米ママのあなたも
幸せな顔してみつめるんでしょうね。
そんなデレデレの顔、見に行くからね!
なんかあったらなんでも頼ってね。
あ!ダンナの選び方とお金だけは私には頼っても無理よ(笑)
ほんとに子供ってかわいいわよ~
じゃあ 出産までは無理しないでね」

その手紙を読みながら私は苦笑した。
なんとか元気にやっている美奈を思い、そして友人たちの友情に感謝した。
私がシングルマザーになることを決意し、陽のあたる道から少し外れたことへの憐憫なのか、彼女たちが感じているある種の優越感からそうさせているのか?
私にはそれがどっちであろうが このおせっかいな友人達の行動に感謝してそれぞれに長々とお礼のメールをした。

そんな友人達のおかげで何ひとつ私は揃える必要もなく、彼の荷物を置いていた一部屋はすっかり これから生まれてくる赤ん坊のための部屋にしつらえられた。

いただきものの中にオルゴールがあり、モーツァルトの子守唄が美しい音色を奏でた。

「憲にいつも聞かせるようにね。早期英才教育するわよ。叔母より」

(もう!玲子ったら!)

私は笑った。
あまりにも順調な日々が怖いくらいだった。
妊娠を報告して以来、母親とは一度も連絡をとってないことを除いては。

古風な母の思うように生きてあげられない私を許してほしいなんて思っていない。
愛する人と心配のない結婚をして子供をもうけて 母として妻として平凡な人生を歩むことができたなら・・・
でも。
それは無理。
私の人生は自分でアレンジする。ママの言うとおりになりたくない!そう言い切って家を出たんだから。
そして実際にそう決めて認知もされない子を生もうとしている私に後悔があるか?と自分に問うても・・・
ひとつも後悔はしてなかった。


私は頭痛からも解放され、順調に仕事をこなした。
官能小説も評判はよかったが、最近は営業上手な片岡が持ってきた単発の短篇を受けざるをえなくて、午後、小説の執筆に疲れると、隙間を埋めるようにこれらの仕事をこなした。

私は書き溜めておいた小説のプロットの見直しを始めた。





☆お疲れ様でしたm(__)m
HARUさんに・・・以前 お会いした時に「ぱくってごめん」って先に謝ったのは「憲」って言う名前だったのでした・・・(fly me は 「ホン」ですけど」)
Commented at 2009-01-15 08:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 08:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 08:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by haru at 2009-01-15 09:05 x
じゅのさん、おはです。早い~もう次が上がっててびっくりです。
またまた楽しませて頂きました。
彼は出てこないけど面白い。
母性愛と愛する人の子供を身ごもり育てたいという想いと産み育てることに対する責任と…。
妊娠という題材はとても繊細で書きにくい…書けるけどリスクを伴う。
Commented by haru at 2009-01-15 09:09 x
つづき
そう思いつつ何度か私も創作ネタにしたのは彼を愛した女性はきっと彼の子供を産みたくなるに違いない…という確信があるからかな。
じゅのさんのこの2人の会話。
綺麗ごとでない現実を忘れることない視点がよくわかる。
幸せは人それぞれ…これも深いよね。
いろいろ朝から考えるお話でした。
憲は必然。
HIROFUが出てきて嬉しい。
そういえば年明けお店に行ったら日本製の革で3万円台の新作が出ていました。初給料で買っちまおうか(笑)と思ってます。
Commented at 2009-01-15 09:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 09:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 09:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 10:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 11:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 12:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 16:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 18:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-01-15 19:12
じゅのです。携帯からです。
なぜか 今回は非コメさんが多いんですが 全く荒らされてはおりませんのでご心配不要です。
コメはしっかり 読ませていただいてますよ~m(_ _)m
コメント 本当に有難う!
寒いわ~
今 息子待ち。暖かいもの食べて帰ろっと。
Commented at 2009-01-15 21:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 22:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-15 23:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-16 00:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-17 02:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-01-17 08:02
☆2009-01-15 08:04 の非公開様~

ありがとう~~
うん。大丈夫。風邪もひかずにがんばってますよ~

Commented by juno0712 at 2009-01-17 08:17
☆非公開P様(特異体質のP様~)

二分割コメントありがとうございますm(__)m

女の本音話。

そうですよね。私も結婚して子供いなかったら余裕だったなあ~なんて思うことはありますが、今、目の前でうろうろしてる子供たちには
いろんなこと、ベンキョウさせられた、っていうか、玲子が言うように
最初から親になるんじゃなくて、やっと少しずつ親らしくなれたっていうかね。

厳しい状況でも、家族のためには投げ出すわけには行かない夫と
それを支えて、一緒にがんばろうって思える妻・・・
子供がいるっていうことも大きな活力になることは確か。

最近はシングルマザーに対しての偏見も少ないかもしれませんね。
でも、片親は二人分のことをやるわけで、そりゃ覚悟が必要ですよね。
男に庇護されることを必要としてない、自立している彼女だからできるわざ。
この先生はとても主体的に行動したけど、自信があるわけで、
私は 世間でよく言う「身ごもった命は何があっても生んで育てる」的な意見には賛成じゃないのよね・・・
最近のイヤな事件を見るにつけ、なぜ生んだの?って人もいますからね・・・

続く
Commented by juno0712 at 2009-01-17 08:17
特異体質P様~(失礼よね。ごめんね)

麻里は母と和解できるか・・・

突っ込んでいただきありがとう。12話?13話?あたりに出てきますから。

予定日は7月12日にしちゃおう!って思った時に、逆算して、このお話のスタートの時期を決めたのでした。

名前は「憲」・・・ははは これも簡単に決めてしまいました。

いつもありがとね~



Commented by juno0712 at 2009-01-17 11:17
☆HARUさん~

早い?この9話と10話は9月か10月にできあがっていたのでした。
ただ、多少は推敲して変えましたが。

そうなんだよね。
リスク伴うよね・・わかる。
でも、このじゅえる先生が子供を生むって決めたときに、どうしても、妊娠に対してのそれ以外の気持ち、もっと他の気持ちも、先生にはわかってもらえたくてね。それはよくある話ではなく、身近な人の思いから聞いたら、リアルに思えるかな?って思いました。
でも、このへんも実はまだまだ当たり障りなく書いてる・・・ような気がするわ。

彼女は母性愛・・・とはちょっと違うのよ。
本当に本能的な思いがつよくて。でもそれが強すぎてもいやなキャラになりそうでこの回は、テンション高い先生を少し、引き戻さないとって思いました。

Commented by juno0712 at 2009-01-17 11:19
HARUさん、続き~

前回のレスで、なぜ32歳の設定か?ってのは
つまり、こういう生殖能力抜群・・・しかもキャリア女性ってことで32歳くらい?なんて思ったのでした。

憲!やっぱり必然??(笑)
7月12日生まれにしようって簡単に考えたけど
彼のお誕生日創作にすればよかった。ははは
今年の誕生日まで引っ張るか・・・(うそうそ)

HIROFU!!(笑)
玲子に履かせてみました~
HIROFUのターゲットってキャリア女性かな?
ハガキ見るとすごくかわいいバッグもあって、娘に勧めたりしてますが(興味ないみたい)、でも靴、革がよさそう~!
履き心地いいだろうね~
うん。買ってね!いいお金の使い方だね!

Commented by juno0712 at 2009-01-17 12:14
☆2009-01-15 09:27の非公開「C」様~

三分割、ありがとう~(///▽//)

彼に嵌ってくれました???(///▽//)
ありがとう~

うん。わかります。そうですよね。お互いスキ・・・というのは二人の間にはわかっているのに、彼女の取った行動は
反則・・・と言われればその通りね。

でも、じゅえる先生にしたら、そういった思いがあったか?というと
もう会うこともないからこそ、子育てのリスク、全部負いましょう・・・って思ってるような気がする。

確かに非公開さんの言うとおり、その反則行為はそうはうまくはいかなくて。玲子が言うとおりの展開が来る予定。

でも、私の書くのが罰なのかどうか・・・微妙だわ・・・
ともかく、彼女はこのままるんるん妊婦ではいられないっていうか・・・
モゴモゴモゴ・・・

続く
Commented by juno0712 at 2009-01-17 12:14
非公開「c」様 続きね~


彼女は柔軟で前向き、それが私の支えなんです!意味不明。

私はお話の中で、女性が簡単に涙を流すってのには抵抗ありまして、(私がそうかどうかは別として)
「絶対泣くもんか!」みたいに意地張ってがんばる女がすごくスキなんだよね~
そんな「好み」を彼女に醸し出させつつ、仕事も恋もpositlive!!っていうじゅえる先生、一人で生きるのは辛いこともあり、親との確執もあり、でもがんばって生きてます!みたいな・・・ありふれたお話なのよ・・・

私も何が言いたいのかわかりませんが ははは

なんとか最後までがんばらねば・・・

Commented by juno0712 at 2009-01-17 12:24
☆2009-01-15 10:01の非公開「の」様~

9と10読んでもらえました?m(__)m
リアルでした??ありがとう~
でも、ほんの一端しか書いてないんですけどね。
こういう思いは様々に、何通りもあるので、だからこそ、このじゅえる先生の生き方に反対意見を持つ方だっているでしょうね。

え?じゅえる先生の母と同じ意見???

ははは
もし、私の娘がこういうタイプだったら、私も意見しますよ~
絶対。
この母もそのうち登場しますから、ぜひお読みくださいね。

そうそう、私も人様の創作読んでて、
才能溢れる男女が結婚して、子育てして一緒に暮らす・・・どうしてそれができないのだろう?って思います。
実際にそういうカップルもいるはず。

それなのに、私が書くとしたら、このじゅえる先生のキャラがまた、特別なもので、こういった生き方をあえてさせてしまってるんですよね。

さてどうなりますかね・・・怖いわ。
 
Commented by juno0712 at 2009-01-17 12:45
☆2009-01-15 11:34の非公開「P」様~

mamaconngでございますm(__)m

いつも読んでいただきありがとう~~~

え?時間切れですか?
ではまたお待ちしてますね・・・(あ 無理やりコメントしろって言う意味じゃないですからね)

写真家LBH・・・気に入っていただけましたか?
嬉しいです~~!!
生まれ変わったらじゅえる先生みたいに・・・??

ははは・・・キケンかもね~

なんとか風邪もひいていません!!
元気です!ありがとう~
Commented by juno0712 at 2009-01-17 12:51
☆2009-01-15 12:37の非公開「く」様~

「は」様から「く」様に変わったんですね?了解です!!

もちろん覚えてますとも!!
意外とコメントしてくださった方は覚えてるんですよ。
いえいえ、無理やりコメントするのはおやめくださいね。
忙しくて疲れているのはお互い様ですからね。

ありがとうございます!!!

ラストまで・・・読んでいただきたいけど満足していただけるのかが
とても心配です・・・
Commented by juno0712 at 2009-01-17 15:44
☆2009-01-15 16:47 の非公開「キ」様~

おおお~またまた会社のpcで??
仕事してる?(笑)
私も会社で見たいけど、ブログ見ると全面真っ赤になって
「WARNING!!」とかばーん!!って出てくるから困る~

制限かけまくられててむかつく~!!

うん、この二人は拘束しない関係だったけど、
愛らしきものはあったよね。
ただ三ヶ月だけだったから確かなものかどうかはわからず。
憲はビョンの同意の下につくったわけじゃないけど
母のじゅえるが激しく望んでできた子供であることは確か。

じゅえる先生にバチがあたるかどうか・・・
うん・・・そうだよね・・・

HOMME-M(ビョン)=HOME(じゅえる+憲)!!

糸目の俊君・・・なんかいそうだよね。

ははは HIROFU??
そうそう、HARUさん記事にしてたものね。
早速使わせていただきました(笑)



Commented by juno0712 at 2009-01-17 17:11
☆2009-01-15 18:38 の非公開「k」様~

はい。疲れ気味ですが元気です!

じゅえるを困惑させる出来事・・・困惑なんですよ・・・困惑・・・

ははは
出産予定日7月12日!!えええ??プロフィールが???
知らなかった・・・
そういわれてみればそういうことができるんだった・・・

36歳の時・・・そうそう、昔はマル高とか言われましたね。
今は言われないんですかね。
玲子みたいに自分から生まないって決める人、少ないと思います。
できなくて悩んでる人が多いんだから、玲子はもったいないですよね。
でも、人生それぞれ、みんな自分で決めれるわけですからね。

子を宿すってのは女の本能的なものかもしれませんね。
不思議ですものね。あの感覚。

えええ???ビョンの精○????!!!

はい・・・そうでしょう そうでしょう・・・

非公開さんにはこのじゅえる先生の行動、違和感なかったんですね!!
よかった!!
Commented by juno0712 at 2009-01-17 17:27
☆2009-01-15 21:44 の非公開「S」様~

>じゅえる先生が幸せそうで嬉しい?
ほんとですか?よかった~
これについては微妙ですからね~
こういう行動を認められないっていう方もいらっしゃるはず。
>LBHのセックスが最高と言われて嬉しい?
ははは・・・やっぱり最高でしょう!!その点は!!
彼はその分野では帝王でいてほしいわ~
予定日は!はい。7月12日、名前は憲!!ビョンホン・・・実際にこんな女性がいたら相当びっくり、大問題ですよね。
よく日本の芸能界にはけっこういたりして・・・
そうそう、女豹なんですよね。
でも、悩める女豹かもしれません・・・

とりえもなく??まさか!しっかりまともに子供かわいがって大きくしたらもう立派に親業やってるじゃないですか!!
それを言うなら私は親業さえも最近放置してますから・・・

あ~私も憲をだっこしてみたい~!

LBH・・・今頃モンゴルで何してるんでしょう。
ちゃんと仕事してるはずですけどね・・・


Commented by juno0712 at 2009-01-17 17:35
☆2009-01-15 22:28 の非公開「n」さん~

おそろしいほど前向き・・・そうなんです。
この回はあえておそろしく前向きにさせて見ました。
ただ、こういうハイテンションなだけではお話はつまらないですからね。
定番の流れに基づいておりますが。どうなることやら・・・

そうそう「彼」だからアクション起こしたんです。
誰だってよかったわけじゃないです。けして。

大学時代の友人ってなんか特別ですよね。
もうたまにしか会いませんけどなんの気兼ねもないですよね。
私の友人はまだ独身もいるし、専業主婦もいるし、働いてるのも私だけじゃないし。
それぞれ、悩みはあるけど、皆 話し始めたら止まらないわ。
今でも。

私も三月くらいになったらまた会おうかと思います。
創作やってると・・・土日全然家を出ないんで・・・ははは・・・


Commented by juno0712 at 2009-01-17 17:55
☆2009-01-15 23:41 の非公開「B」様~

女の大事業・・・
私は若い頃も衝動的なことって絶対できませんでした。
玲子のような友人もまわりにはいないかな?
みんなごくごく普通の生活してますね~

もし、おそろしく仕事ができて、それに命掛けてたら違う人生歩んでいたかもしれませんが・・・
今のところは一人で生きる人生、自信ありませんわ・・・

そうそう、愛さえあればいいのか?って言われたら絶対違いますよね。
かと言って打算に走る女がいたらむかつきますし。
でもそれも責めることもできないかな・・・

ああ~「困惑」ですか?
そうそう、困惑することが起きちゃうんですね~そう大げさじゃないかもしれない・・・

あ~お嬢様???
えええ?ちょっと以前に聞いてましたが 続いてるんですね??
大学生・・・すごい・・・素敵・・・話 聞きたい・・・
ってことは・・・魅力的なんだわ。お嬢様が。
でも、お嬢様 十分オトナですよね。
だから親としても・・・見守るだけですよね・・・

もうこのHOMEも後半です。
がんばらないと。ファンミも近いし。
Commented by juno0712 at 2009-01-17 18:03
☆2009-01-16 00:06 の非公開「f」さん~

面白かった??
いや~なんとも書いててどうなんだか・・・
悪い癖でついつい書き込みすぎちゃってね・・・
削る作業ばかりで。
でも、大事なことを削ったりして。

書くときは皆さん同じでしょうが、「何がテーマ」とか「コンセプト」って私はまったく考えないのよね。
とにかく、ビョンが目の前で動いてしゃべってくれるので、それを必死で書きとめて・・・それが楽しくもあり、苦労でもあり。

子供を持つ、持たないのは今の女性は選ぶことはできるけど、
一般的には女性は一応 結婚したらば子供ほしいかもね。

充実した彼女の妊婦生活・・・
多分 頭痛もなくなり相当快適でしょうね。
しかも、妊娠自体、彼女にとってはとても不思議なことで
本当に大事なことは見えてないのかもしれないわ。

ええ?非コメを許してと???

え???お代官様???

いや~~ん

「お許しくださいませ・・・お代官様・・・」
「ふふふ・・・ほれ・・・ちこう・・・もそっとちこうよれ・・・」
「あ~~~~れ~~~~~」

って帯くるくる解くのね・・・

Commented by juno0712 at 2009-01-17 18:10
☆2009-01-17 02:06 のお久しぶりの「k」様~

こちらこそ、ゴブサタしております。
新宿で・・・お会いしましたよね!!
えええ???創作大好きだったのですか~
そうですよね。ビョン系はたくさん素敵なのがありますからね。

あ~・・・
萎えてしまう・・・わかります。そういう方がきっとたくさんいらっしゃって、多分コメントはされないのだろうと思ってました。
私もそういうコメントされない方の声の方が気になるのです。実は。
この女性の様に、彼にも言わずに計画的に妊娠するだなんて
おいおい!!!って感じだったでしょう??
お話の中とは言え、軽はずみとも思えますよね?
だからこそ、まじめに書かなきゃいけないですね。

でも・・・今回は大丈夫なんでしょうか???
よかったです。その一言で嬉しいです!!
私も叔母になりたい!!同意 同意!激しく同意!

首、背中はなんとか整体でよくなりました。
創作はじめるとまたまた痛くなりがちですがまた整体通います。

今年もよろしく~~~~


Commented at 2009-01-17 21:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-17 21:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-17 21:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2009-01-18 02:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by juno0712 at 2009-01-18 04:58
☆2009-01-17 21:19の非公開「p」様~

mamaconngoです。

三分割ありがとう!!

なんと・・・
相当・・・かぶってるというか・・・
それ以外はちょっと違うのですが、私の構想はそれよりももっとエンタメ系でして・・・がっかりしないでくださいね(笑)

LBHが「ふっ」って笑って何もしない・・・ではなく、
どうしても会う理由をそれほど間を置かずに作りたかったので。

でも、非公開様のはとても素敵ですね。

モンゴルで・・・そうですよ。そうですとも。

捕獲・・・そうそう、そうですよね。

それ以上、詳細にも書けず・・・
ごめんなさい。

面白い!!

続き読んだら・・・がっかりしませんように・・・

ありがとう~!
Commented by juno0712 at 2009-01-18 05:03
☆2009-01-18 02:19 の非公開「n」様~

ありがとう~

わかりますよ。あれはcine21の漢江のほとりを歩いているビョンホンでしたよね。
私、それをスキンにしてもらったことあります。大好きです。
静かに考えている・・・そんな雰囲気ありましたね。

でも。すでに削除しましたが、あの一連の彼は「見ろよ!」って感じでしたが、私が採用した一枚って「見ろよ」じゃない顔してたでしょう???
違う???
なんとなく、心細げな顔してたでしょう??

だからあの「見ろよ」のセミヌードの彼とは別の表情だったので、それ一枚見て、あ~この雰囲気いいなぁ~って思ったのでした。 


でもあのcine21の彼 ほんとに素敵ですよね。
あの雰囲気の彼、このお話に・・・合ってるね~~!!確かに。

ありがとう。


Commented at 2009-02-08 12:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
名前
URL
削除用パスワード
by juno0712 | 2009-01-14 22:53 | 創作・HOME | Comments(43)